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学校教育目標

ゆめにむかってえがおいっぱいみんなでチャレンジ

~"自分で考え みんなと創る" 楽しい ふるさとの学校~

1学校教育目標とキャッチフレーズに込めた願い

 生成AI(人工知能)の世界では、ChatGPT(チャットGPT)を開発した米オープンAI と米マイクロソフトによる連合と米グーグルが頂上決戦を繰り広げています。一方、国と国との関係を見ると、 自国優先主義とか核兵器の脅威などが毎日のメディア情報として耳に届いてきます。

 2030年を一つの指標とした人づくり革命は、「Society.5.0」という超スマート社会の到来 に向けた教育革命としても表現されました。その後、令和の新時代と共に、世界は未知の新型コロナ ウィルス感染症に対する恐れと共存の時代を過ごし、各学校では、様々な制限と我慢の中で、多様な 教育活動の準備と変更を繰り返してきました。

 まさに、激しい社会の変化の中にあって、先行きが不透明で予測困難なVUCA(ヴーカ)時代とも 言われている今、ここ中仙小学校でも、コロナとの新たな共生を模索し続けながら時代を生き抜いて いるところです。

  そんな中で、2015年のOECD「Education 2030」プロジェクトで提言された 「私たちが望む未来-ウェルビーイング」の理念が、ここに来て新たに脚光を浴びています。日本語 に翻訳すると、心身の「良好な状態」や「健やかさ」「幸福度」という言葉で表現されていて、『幸福 で充実した人生』を送るために必要な、心理的、認知的、社会的、身体的な働きということです。

 そして、幸せになるためのコンパスである「学びの羅針盤」という学習の枠組みの中では、よりよ い未来を創造していくために必要な力として、「新たな価値を創造する力」や「対立やジレンマを克 服する力」「責任ある行動をとる力」が重要とされています。

 

 このような時代だからこそ、昨年に引き続き「笑うこと」を経営の柱にします。アズ・イフの法則 とも言われる「笑うから楽しい心理学」の考え方から、「“楽笑(らく・SHOW)”な学校」を合い 言葉に、昨年度の取組を大切に続けていく【進】と、これまでの伸びや成長を確かめて充実させていく【深】。それにプラスして、新たなメンバーを加えたことで生まれる【新】を意識して、2年目の 経営を創造的に進めていきたいと考えています。毎日1000の笑いが巻き起こる、みんなが仲よし の「なか1000笑楽校」を目指して、子どもたちが「やさしく・かしこく・たくましく」生きるこ とにていねいに寄り添っていきたいと願っています。

 

 校長室前の廊下から、歴代の校長が子どもたちと先生方を優しく見つめています。初代の挽野鉄治先生は、今年還暦を迎える私自身が小学校に入学したときの校長先生です。そのずっと右になると、私が教諭として心から尊敬してきた校長先生が2人います。私自身と、中仙小学校には、その方々から脈々とつながっていることがあります。
 12代の築地明先生から私自身が引き継いでいるのは、「できることをやりましょう」という教訓です。責任をもってやろうとする強い意思や前に進むエネルギー等の生きる力のベクトル。無理しすぎないで今の自分にできそうなことを見つめようという個に寄り添う理念です。
 そして、この「ゆめにむかってえがおいっぱいみんなでチャレンジ」という学校教育目標は、平成25年からの16代校長・高橋勇治先生が設定してから10年の節目を迎えます。
 このような人と人とのつながりや、ここ中仙で培われてきた歴史の重さを大切にしながら、令和の5年目に、ここに集う人たちと共に、楽しく笑いながら過ごすことを大切にしていきたいと思います。そのことが、予測困難で難しい時代を生き抜く原動力となって、143人の子どもたちのそれぞれの未来と夢につながることを信じています。

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