大仙市立 清水小学校

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令和6年度 学校経営

校 訓:
強く伸びよ 夢も育てよ 清水っ子

1.地域と児童

清水地区は、旧中仙町の南部に位置し、東は旧太田町、南は旧仙北町・旧大曲市と接しており、本校は国道105号線と仙北市角館町と美郷町を結ぶ広域農道沿いに広がる田園地帯に位置している。創立150年目を迎える歴史と伝統ある地域である。
地域住民は子どもの成長を温かく見守る雰囲気が強く、保護者も学校の教育活動に対して大変協力的である。家庭と地域が共に、「自分たちの学校をよりよく発展させたい」という意識が伝統的に根付いている地域である。
本校の児童は明るく素直で、地域の伝統を大切にし自分たちで継承したいという思いをもっている。また、「人の役に立ちたい」という気持ちが強く、何事にも真面目に取り組もうとするよさをもっている。課題としては、自ら考え判断したり困難に粘り強く立ち向かったりしようとする意欲や行動力、他者と関わり合いながら互いの学びを広げ深めていく態度の育成があげられる。
本校の特色である地域行事とのかかわりや地域の教育力を生かした体験活動を通して課題を克服しながら、一人一人のよさをさらに伸ばし、豊かな人間性を育んでいきたい。

2.学校経営の基本方針~目指す学校像~

子ども・家庭・地域に信頼され、子どもたちの心と夢を育む学校
(1)温かさと信頼関係に支えたられた笑顔あふれる学校

①教師自ら心を開き、子どもたち一人一人に寄り添い、安心安全な居場所である学校づくり
②頑張りや成長を認め合い喜び合える学校づくり
③子どもも職員も来るのが楽しみな学校づくり

(2)学ぶ楽しさや喜びのある学校

①子どもたちが関わり合い、「主体的・対話的で深い学び」を通して課題を解決し、学力を付けていく学校づくり
②学び足したり学び直したりしながら学力を付けていく学校づくり
③「学びがい」「働きがい」を実感できる学校づくり

(3)家庭や地域と一体となって子どもを育てる学校

①家庭・地域・関係機関へ情報発信し、地域に根ざしたキャリア教育を推進する学校づくり
②家庭や地域と連携・協働しながら一体となって子どもたちを育てる体制を整備し充実させる学校づくり

3.教育目標

豊かな心 まっすぐ伸びる 清水っ子
~明るく かしこく たくましく~

4.今年度の合い言葉

夢に向かって つづけよう!どんチャレ きっとできる!ぐんのび

一人一人の夢(将来つきたい職業・なりたい自分・できるようになりたいこと等)を実現するためには、日々の取組を継続し努力を積み重ね、自分を成長させていくことが大切である。そこで「夢に向かって つづけよう!どんチャレ きっとできる!ぐんのび」を合い言葉とし、目標に向かって積極的に粘り強く頑張ることができる子どもを育成していきたい。「どんどんチャレンジ」し努力し続けている自分や仲間が、「きっとできる」と信じて「ぐんぐん成長」していく喜びを実感できるように、「教師・子ども自身・子ども同士の価値付け3点セット」を重視することで、一人一人の自己肯定感を高めていきたい。その中で、「うまくいったら続けたり少し高い目標を設定して取り組む」「うまくいかなかったらやり方を変えて再チャレンジする」態度を育成していきたい。
そのために、全職員と子ども、家庭や地域と「目指す学校の姿・目指す清水っ子の姿」を共有していく。そして、子どもたちのチャレンジや成長を認め励ましながら、「一つのチーム」となって指導・支援をしていきたい。

5.目指す清水っ子像 ~チャレンジ 清水っ子~

(1)思いやりを大切にし、明るく生活できる子ども〈明るく〉

①元気に返事やあいさつができる子ども
②互いに尊重し合い、仲良く活動できる子ども
③ふるさとや自然を愛し、大切にしようとする子ども

(2)自ら学び、よく考え、高め合う子ども〈かしこく〉

①よく聴き、よく読み、自分の考えを表現する子ども
②問題を発見し、他との関わりを通して解決しようとする子ども
③学ぶ楽しさや成就感(「分かった」「できた」「深まった」)を実感できる子ども

(3)命を大切にし、心身共に健康でたくましい子ども〈たくましく〉

①目標に向かって主体的に粘り強く努力し続ける子ども
②体を鍛え、健康的な生活ができる子ども
③役割を理解し、進んで行動する子ども

6.目指す教師像 ~チーム清水小~

(1)笑顔で明るく、子どもに寄り添って一人一人のよさや可能性を伸ばす教師
(2)教育愛と使命感をもち、子どもの姿や地域から学び続ける教師
(3)教育目標の実現と自身の資質能力の向上を目指して、絶えず研修に努め、働きがいを感じながら実践的指導力を高めていく教師

7.学校経営の重点~明るく・かしこく・たくましく・地域と共に~

(1)思いやりの心を育むための教育活動を充実させる<明るく

①「明るいあいさつ」の励行(児童会、小中連携、教師の姿)

②特別活動を中心にした、豊かな心情を培う体験活動の充実

(2)「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善<かしこく>

①共通実践事項に基づき、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を通した「探究型授業(清水   小スタイル)」の構築を意識した学習活動

②ぐんのびプロジェクト(パワーアップタイム、パワーアップテスト、家庭学習、音読、コスモン広場の活用)チームによる組織的な取組

(3)たくましい心と体を育むための教育活動の充実<たくましく>

①全教育活動での「生徒指導の実践上の4視点」の位置付け

②「教師・子ども自身・子ども同士」の価値付け(チャレンジ過程の価値付け、日々の見取り、振り返り、どんチャレ日記、清水っ子ドリームチャレンジコーナー)による成長の実感

③具体的な目標を設定した体力づくりの推進

(4)家庭や地域との連携によるふるさと教育、キャリア教育の推進<地域と共に>

①教育理念の共有と成果の発信(学校ホームページ、学校報の全戸配布)

②特色ある体験活動の充実と伝統の継承(黒土神楽、水小太鼓、梵天奉納)

③大仙教育メソッドによる学校間連携(中仙教による小中・小小・園小連携、相互参観、授業や家庭学習の共通実践、リーディングDX)、地域連携(地域行事や社会貢献活動への参加)