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学校経営について


1.経営の基盤
(1) 地域等について
 大仙市は仙北平野に位置する一大穀倉地帯であり,中心の大曲地区は,商業中心である。
 南外地区は,大仙市の南西部にあり,出羽丘陵に囲まれた農山村地域である。地元の公共機関や地場産業に従事する保護者もいるが,大半は兼業農家で,大曲地区をはじめ,大仙市内で就労している保護者が多い。地域住民や保護者は,温厚,誠実であり,学校に対しても協力的であるが,昨今の急速なメディアの発達や物流産業の広域化に伴い,流行や国際化にも敏感になってきている。したがって,保護者の教育,特に学校教育に対する関心は高く,質の高い,時代にふさわしい教育を望んでいる。特に,学力向上への指向も年々高まり,進学に寄せる思いは強い。また,スポーツ活動等に対しても理解があり,部活動への支援にも熱心で,文武両道を望んでいる。さらに学校教育に対する関心の高さは,南外地区全体に及び,家庭・地域・学校の連携も進んでおり,地域ぐるみで生徒を育てていく土壌にも恵まれていて,社会性・道徳性の高揚の一助にもなっている。

(2) 生徒について
 豊かな自然環境の中で生徒は伸び伸びと明るく元気に生活している。2世帯,3世帯同居の家庭が多く,生徒は,保護者はもちろん祖父母からも躾などの点で多くの教訓を受けており,素直で優しく純朴な生徒が多く,挨拶などもしっかりできる。反面,のんびり,おっとりしたところがあり,受動的で依存性が強く,言われたことにはよく動くが,自分から気づいて,進んで物事に取り組もうとする主体性にやや乏しい。素直で誠実な生徒だけに,やろうとする気持ちは十分持っているが,お互いに切磋琢磨し,高まっていこうとする気概が弱く,それを正面に出せないでいる状態である。
 学習に関しては,発想が豊かで,優れた能力や考えを持っているが,自分の言葉で適切に表現する力に乏しい傾向にある。また,基礎学力の定着は図られてはいるが,もう少し高い目標に向かう意欲や態度が欲しい。しかし,上級学校への進学熱は非常に強いものがある。
 このことから本校にとっての課題は,基礎学力の確実な向上を一層図ること,そして,学びの場での練り合いを通して,より高い到達目標に取り組むことである。さらには「生きること」や 「働くこと」への関心・意欲の高揚を図り,自らの生き方を探求したり,主体的に進路を選択できるように,生き方指導としてのキャリア教育の充実を図っていくこと等が挙げられる。
 一方,課外活動にも関心が高く,意欲的に取り組む生徒が多い。全員部活動に積極的で,県大 会・東北大会へと実績を上げている。また,少子化という時代の波は本校にも押し寄せ,全校で123名と,小規模化傾向が進行している。しかし,本校では,これらを生徒を育てる教育環境としては,プラス材料と捕らえ,小規模校のよさを生かした教育の推進を積極的に考えていきたい。

2.教育目標

(1) 教育目標 「自ら進んで学び,心豊かでたくましく生きる生徒」


校訓「行學一體」


(2) こんな生徒に「元気よく,本気になって,根気よくがんばる生徒」
生徒像 具体的目標
★自ら学び確かな学力をつける生徒

(知)

○学びの力を身に付け,進んで学習に取り組もう。
○人・物・事に進んでかかわり,学びを深めよう。
○自ら課題を見つけ,自分の力で判断・解決しよう。
○自分の考えをはっきりもち表現しよう。
○自分の将来に夢や希望をもとう。
★他を思いやり,協力して課題解決に取り組む生徒

(徳)

○いつでも,どこでも,元気に明るいあいさつを交わそう。
○自然や人の心の美しさにふれ,感動する心や感謝する心を大切にしよう。
○思いやりの心をもち,他人の立場にたって物事を考え,行動しよう。
○一人はみんなのため,みんなは一人のための心を大切にし,協力して活動しよう
★働くことに喜びをもち,苦しさに耐えてやり抜く生徒

(體)

○苦しさや困難に耐え抜く心と身体を鍛えよう。
○夢や目標に向かって全力で挑戦しよう。
○学習と部活の両立をしよう。
○いつでも奉仕,ボランティアの心をもとう。
○「生きること」や「働くこと」への意欲・関心をもとう。
○健康で安全な生活を心がけ,よりよい生活をしよう。

(3) こんな教師に 「共学・共働・共進の教師」
 ◎心身ともに健康で,社会人としての自覚を持つ教師
 ◎生徒との触れ合いを大切にし,やさしさと厳しさの調和のとれた教師
 ◎プロとしての自覚と使命感に燃え,教育実践に情熱をもつ教師
 ◎師弟同行に努め,生徒と共に活動し,学び,共に成長する教師
 ◎生徒,保護者,地域,同僚から信頼される教師
 ◎自己研修と相互研修に努めるとともに,職場の和を大切にする教師

(4) こんな学校に 「一人一人の生徒に居場所がある学校」
 ◎一人一人の生徒が居がい,学びがい,やりがいをもてる学校
 ◎明るい笑顔や元気なあいさつと会釈が絶えない学校
 ◎何事にも元気に,本気になって,根気よく努力する学校
 ◎互いに認め合い,支え合い,協力し合う姿の見られる学校
 ◎豊かな情操が育つ,清潔感にあふれた美しい環境が保たれている学校
 ◎開かれた心で保護者・地域との連携を求め,共同で活動を進める学校

3.経営の基本方針
 今年度の学校経営にあたっては,合い言葉「元気」「本気」「根気」のもと,生徒,職員がともに実践を通して,充実した教育活動を行うことを目指す。

(1) 創意工夫を生かし,学力の向上を目指す
 学習指導要領の趣旨を踏まえ,創意ある教育課程を編成し,生徒一人一人が意欲を持って学習活動に取り組めるよう工夫する。

(2) 心身ともにバランスのとれた生徒の育成を目指す
 年間指導計画に基づき,教科・領域の学習の時間を十分に確保するとともに,教師の魅力ある指導力と地域の教育力を活用した指導に努める。

(3) 地域に根ざした学校づくりを目指す
 生徒が地域の将来を担う有為な人材であることから,家庭や地域,行政等と連携することにより,地域の一員としての意識の高揚を目指す指導に努める。

(4) 今日的課題に取り組む
 教育界を取り巻く環境の変化に敏感に反応し,遅れず,押し流されず的確に対応していく能力を備え,不易と流行に対する適切な判断力を培い,生徒の指導に生かす。

4.経営の重点
(1) 自ら学ぶ意欲を高め,基礎学力の向上を図る。
  • 基本的学習習慣の形成,関心・意欲・態度を向上させるための工夫等により,思考力,表現力,情報活用能力を育成し,基礎学力の向上を図る。
  • 課題別・グループ・習熟度別等多様な学習形態を通し,個に応じた指導に努め,個性を生かし,伸ばす。
  • 常時生徒の理解度を把握し,個のよさ,可能性を生かす評価の工夫に努め,指導と評価を一体化し,学習の確かな継続を保障する。
  • 少人数指導・TT指導を効果的に活用したり,教材・教具あるいは授業展開を工夫したりして授業改善に積極的に取り組む。
  • 教師は,1時間1時間の授業を振り返り,次時に生かすよう徹底する。
  • 諸調査等を積極的に活用し,基礎・基本の確実な定着を図る。
(2) よりよく生きる力をはぐくむ積極的な心の教育の推進
  • 「道徳」「特別活動」「総合的な学習の時間」を中心に,人間性や生活力の向上に努める生徒の育成を目指し,実践力を養う。
     多様な体験活動を通して,集団における決まりの遵守や社会性の大切さを身につけさせ,協力することの喜びを体得させる。
  • いじめ,不登校等の問題行動の未然防止のため生徒の実態把握や情報交換をきめ細かに行い,迅速に対応できるようにする。
  • 心身の健康と事故防止に取り組む大切さを日常的に指導し,徹底する。
  • 文部科学省のキャリア教育指定3年間の実績を継続し,年間計画に基づき,きめ細かなキャリア学習を推進し,自らの未来開拓に強い意志で取り組める,たくましい生徒の育成を目指す。
  • 読書の大切さを確認させ,継続的に読書活動ができる生徒を育てる。
(3) 保護者・地域社会・行政との連携の推進
  • 生徒と保護者や地域の人々とのふれあいの場をできるだけ多く設定し,ともに歩む大切さを実感させ,郷土愛を確かなものにするように努める。
  • 家庭や地域に積極的に情報を発信し,本校の教育活動の理解に資するとともに保護者・地域との協力により,生徒の健全育成に努める。
     生徒の資質向上に反映するよう外部評価を積極的に生かすとともに,情報公開を適切に行い,信頼関係を築くよう努める。
  • 行政と連携し,安全性を最優先した施設設備等の環境の保守・管理・修繕を行う。
(4) 計画的・自発的研修により,教師の資質向上を図る
  • キャリア教育の充実を図り,質の高い進路学習指導に全職員で取り組む。
  • 不審者侵入時の対処法や防災等の危機管理の徹底と未然防止の研修等を通して,生徒の生命を守ることに全力を尽くす。
  • 情報教育・環境教育・国際化教育等を意図的に取り入れ,未来志向的指導に取り組む。
  • 不祥事・信用失墜行為等の絶無を目指す。

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