市町村だより
西木村立西明寺中学校特別活動の取り組み
西明寺中学校 伊藤 知巳
 西明寺中学校では来年度に仙教研の特別活動の公開を控えています。今年の学校教育目標の「共生」を合い言葉に、特別活動では、体験を重視し、人とのふれあいを大切にした学習を進めています。例えば、1年生は夏休みに親が勤める職場への訪問を行っています。また2年生は、1学期後半に秋田市への職場訪問とニュースポーツ体験、2学期には実際に高校に出掛けて行っての高校取材などを行っています。3年生は、修学旅行での職場訪問と、横浜の商店街からの協力をもらっての販売体験などの活動を行いました。実際に体験することでしか得られないことを大切にしながら、それをもとにしたまとめの学習や発表会、意見交換 などの場を設定し、来年度に向けて研修を進めているところです。
 また、生徒会活動では、11月に新執行部への代替わりをしました。前執行部は、何か新しいことに取り組み、活発な活動につなげたいという思いで、女子のループタイをリボンに変更するという制服の変更について取り組み、今年度初めから変更することができました。執行部は変更の提案をしたり、全校の意見をまとめたりと大変でしたが、デザインから柄まで、すべて生徒たちの意見で決定することができ、達成感を感じられる活動であったと思います。また新しい執行部がどんな生徒会活動を考え、行動していくのか今からとても楽しみです。
 それから、西明寺中学校は山形県の新庄中学校と交流を行っています。新庄中学校とは、この地域を治めていた戸沢氏のつながりがあり、昨年度から交流を行っています。今年度は、総合的な学習の時間で調査した戸沢氏についての発表を交換する予定です。これも生徒会執行部が中心となって進めています。来年が3年目となる交流なので、さらに発展できるよう執行部を中心に考えていきたいと思います。 
たくましい実践力を
荒川小学校 関 真紀子
 本校では、昨年度から集会委員会が復活しました。自分たちのアイディアで楽しい集会を企画・運営していく過程で、たくましい実践力や本校のテーマである「表現力」が少しずつ育っていくことを期待して組織化したものです。
 年度初めにはまず、年間の活動計画が立てられます。毎月のショート(15分)集会では各学年の発表を、そして、学期(今年度から二学期制)2〜3回程度のロング集会では、図書や運動、保健委員会が企画する集会や集会委員会主催のものを・・・と、ラインナップが決定します。あとは実践あるのみ・・・。
 11月には、読書集会(図書委員会主催)が開かれました。大曲で活躍されている読み聞かせグループ「ケセランパセラン」の方々においでいただき、絵本や紙芝居、エプロンシアターなど、「さすが!」と思わせる語り口に、どの子もぽっかり口を開けて引き込まれました。他に、読書感想画の表彰、図書委員ならぬ「ブックスレンジャー」による読書劇や進行は子どもたちをひきつけるものでした。
 12月には、ゲーム集会(集会委員会主催)が行われました。集会内容を決める前にまず、アンケートを取りますが、「ドッジボールをやりたい。」「○×クイズがいい。」等、それまでの経験がアンケートへの返答にも表れてきます。今回は、「○×クイズ」という意見を取り上げることにしました。ただし、今までにないシカケを準備しよう。あとはアイディア次第・・・。集会委員は考えました。
「○か×か選択によってルートを分け、校内を巡って解いていくゲームにしよう。」
「間違いを選択したチームには何かやってもらうというのもおもしろいね。」
「クリスマスだから、サンタさんを登場させよう、何かプレゼントがあるといいね。
かくして「気合だー!年末大宝さがし大会」は実施の運びになったのです。間違えたチームは、百マスを解いたり、歌を歌ったり、ものまねをしたり、読み聞かせを聞いたり、その分遠回りしてゴールするのです。今までの学習や経験が随所に取り入れられた集会となりました。
 「楽しい〜!」「みんな喜んでくれたぞ。」この達成感と自信が、次の集会企画への実践力となり、少しずつパワーアップしている荒川小学校児童会です。