第20回秋田県特別活動研究協議会能代山本大会について
平和中学校 本道 法順
 10月22日に能代山本大会に参加させていただきました。会場となった能代市立渟城第三小学校は、能代駅近くの住宅街にあり、伝統を感じさせる若干古い校舎です。
 日程は、以下の通りです。
 
 授業は小学校3学年、中学校2学年、渟城第三小学校は1学級だけの演示で、他は児童生徒をつれて他の学校から来る、いわゆる持ち込みでした。どれも話し合い活動で小学校は元気がよく、中学校も熱心な話し合いがなされていました。
 また、指導案を見てみると指導と評価の計画の中に各時間の指導計画に評価規準が設けられており、さらに関心・意欲・態度、思考・判断、技能・表現、知識・理解の4つに分かれていたのは驚きました。細分化が進んでいるなという印象です。残念だったのは、教室が狭く、廊下に人が溢れていて、授業の様子が見えにくいことでした。
 分科会は小学校4、中学校3の合計7つでした。私は、南外中学校佐々木先生が発表する「学校行事」に参加しました。その発表内容は、個々の体験活動の価値をライフプランの制作を通して生徒の内面で連続性を持たせ、有機的に結合させていくというものでした。骨太の発表で、感心する声が多かったと思います。また、指導主事の先生からもお褒めの言葉をいただいていました。
 その会で話が、総合的な学習の時間と学校行事、特別活動のかかわりについて及んだとき、司会の方が「それを話すと時間がいくらあっても足りませんから。」と打ち切ってしまいました。関心の高い部分であったので残念でしたが、なかなか難しい事情も何となくわかるような気がします。
 最後に個人的な感想です。午後日程は、遠くの会場に向かう場合大変ありがたいが、授業分科会がないのは、せっかく演示してくださった先生に申し訳ないような気がするということです。いろいろ勉強させていただきありがとうございました。