成果と課題の共有から拓く
共にあゆみ,共に創造する,特活研 
会長 小松道典 
 研修に何を求めているのだろうか。
自己研修をどう進めているのだろうか。
共同研究を必要としているのだろうか。
これは、会場でふと思ったことです。
 何をすべきかは挙げられています。例えば以下のように。


重点事項
1 主体性と社会性を育てる指導の充実
(1)望ましい集団活動の展開を目指す指導計
 画の作成
(2)一人一人を生かす指導体制の確立
2 意欲的な活動を促す実践の充実
(1)自発的,自治的な集団活動の助長
(2)個が生きる場の設定と指導の工夫
3 豊かな学校生活を目指す指導の深化
(1)特色ある学校行事の創造
(2)人間としての在り方生き方にかかわる指導の充実
           (県の指針、特別活動



特別活動は、学習指導要領における教育課程の一領域であり、教科以外の場におけるさまざまな活動を通して、豊かな人間形成をはかる営みとして位置づけられています。7月になっている今、会員のみなさんは、それぞれの学校・学級の実態に応じて、軽重を図りながら具体的に実践してきていることと察します。
 なにはともあれ、ねらいに向かって順調に進んでいるでしょうか。ここまでの成果と課題はいかがでしょうか。その成果につながる実践事例を参考にしたい会員がどこかにいるかもしれません。模索している、その課題の解決に結びつくかもしれない実践例を持っている会員が人がいるかもしれません。
 相互を結びつけて大きなエネルギーにするためには、共有の機会が重要なものの一つかなと思っています。その共有の一機会として、自己研修の語り合い、校内研修、夏季研修、研究大会等への参加をとらえることができます。それぞれの共有の機会を実りあるものにするためには、問題解決意識を持って臨むことが要件の一つです。
 さて、その機会の一つとして、次に挙げる大会に、「共有」をキーワードにして積極的に関わってみてはどうでしょうか。

1、第20回秋田県特別活動研究協議会能代山本大会 
 今大会は、10月22日に能代市立渟城渟第三小学校を会場にして開催されます。
この大会では、本郡市に中学校の学校行事分科会での提案が割当たっています。南外中学校の佐々木吉彦教諭に「ライフプランを活用した職業や進路に関わる実践」をお願いしています。これは、「A 学級活動」−(3)「学業生活の充実、将来の生き方と進路の適切な選択に関すること」に深く関わり指導したものであるが,今回の発表にあたり、一連の活動を、「C 学校行事」−(5)勤労生産・奉仕的行事−”勤労の尊さや創造することの喜びを体得し、職業や進路にかかわる啓発的な体験が得られるようにするとともに,〜”との関連に視点をおいて提案するものです。本研究部の支援と会員多数の参加を期待しています。

2、大曲仙北特別活動研究大会西木大会
 平成17年度に、現西木村で開かれます。特活会員は少ないが、熱心に取り組んでいる、という会場校の校長先生のお話を伺いました。会員の積極的な関わりが重要です。

3、秋田県特別活動研究協議会大曲・仙北大会(仮称)
 平成18年度に、本郡市が開催地となります。既に全県大会準備委員会を立ち上げて、委員が協議を開始しています。これも、西木大会同様、会員の積極的な関わりが必要です。

何をすべきかは挙げられています。
「自ら学び,自ら考える主体性の育成」を自らに課し、共にあゆみ,共に創造する,そうした活動が生み出される特活研の活動が一層推進されることを期待したい。