ねがいを形に
子供のねがい・指導者のねがい 
副会長 小松道典 
学級生活が学校生活の基盤であり,学級集団の人間関係が心地よい状態であることが子供たちにとって楽しい学校の一つだとすれば,学級みんなで,こうなりたいという願いに向かって話し合ったことが実現したときの喜び,充実感を味わう体験を多く持たせる学級活動を創造したいものである。以下は特活に興味ある三教諭A,B,Cの仮想の話し合いです。Mail,BBでのご意見をお待ちしています。

A:学級活動の活動内容の(1)は・・・
C:(1)は『学級や学校の生活の充実と向上に関することで,学級や学校における生活上の諸問題の解決,学級内の組織づくりや分担処理など』。です。
A:学級の中で集団生活を営み,それぞれ様々な思いや願いを持っている子供たち。その思いや願いを生かすということを学級活動の面から見た場合,どうでしょう。
B:全体的には楽しく和気あいあいと見える学級でも,所属する一人一人の相互関係は必ずしも望ましい状態とはいえない場合もあるようです。経験からですが。
C:同感。それが特定個人の場合もあり,小集団的な場合もあり,更には学級全体で解決に取り組むべき場合もある。
A:その場合,学担主導で,とりあえずは目の前での望ましい状態を目指すということを重視した方がいいでしょうか。
B:諸問題の状況にもよりますが,できれば相互にどれだけ考えていることを主張し合えるか,解決につながる話し合いの環境をどう築き上げていくかということを重要視しているつもりです。
A:お互いの生き方なり考え方を尊重しながら,話し合いによって納得できる合意を形成していく力を
身につけさせたいと願っているのでしょうか。
B:はい。その過程は価値ある体験だと思っています。学級の民主主義というか,子供たちが自分の考え,願いを納得いくまで議論をしていく,その後に学級の人間関係が相互に,以前にも増して深まっていくことを体験させたいと願っているのですが。
A:ところで,学級における生活上の諸問題の解決は議題になりにくいようですが。解決に値する問題はないのでしょうか。
B:問題を発見する力が鍵かなと思う。問題を発見する力が相応に身に付いていない場合,発見しても解決に向かう方法の選択ができない場合,そして故意に問題を見ようとしない無関心の場合があるようです。
C:本音の話し合いによって願いが実現した喜びを体験させたいが,議題になったとしても,「△△をしない」。のような規則作りで終わってしまいがちでした。
A:どうやら,よりよい学級生活を目指して諸問題の解決に取り組むという方向に進めるためには,かなり重点的な指導が必要になりそうです。この点を踏まえて,先ほどの「価値ある体験」に導いていく「力」として考えていることは何でしょうか。
B:友達の考えを認める力,自分の意見を表現する力だと思います。
C:問題を発見する力,話し合う議題とその内容を正しく判断する力も付け加えたいのですが・・・
A:もっと話を進めたいのですが,時間切れのようです。
B:会員の皆さんのご意見や実践例も伺いたいのですが,方法はありますか。
A:あります。ホームページの掲示板です。
続きは,そちらで。


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