実は、校長はここ何日も風邪をこじらせ体調不良が続いていた。よって、楽しみにしていた“なべっこ”や“マラソン大会”も欠席。その後、体調が回復しないまま函館で行われた全国校長会にフラめきながら参加。前期終業式も欠席。ということで、子どもたちの前で話をするのはもう何ヶ月ぶりであった。自分の不摂生のせいでチャンスをつぶしていたのだが、この日は水を得た魚のごとく名調子で「幸せ」について話し始めた。
 『今皆さんは幸せですか?」問われた子どもたちは2/3ほど手を上げた。「幸せだと思っていない人もいるようですね。」
 校長はある写真を見せた。
『危険な通学路を通う子ども』=崖の谷間を丸太一本の橋を渡る子どもたちの写真『水くみをする子ども」=「何kmも離れたところへ水をくみに行く子どもの写真『食べ物がなくてやせ細った子ども』=完全に骨と皮だけになってしまった子どもの写真。子どもたちは眉間にしわを寄せて見ていた。校長は「写真のような生活をしている子どもたちが世界中にはいるんだぞ。君たちは幸せだろ!それでも幸せだと思えない人に幸せになる方法を教えよう。」「それは、当たり前のことに感謝する『天使のサイクル』は、一日何回も何回もにっこり笑顔で“ありがとうございます” を言おう。そうすれば誰だって “幸せになれるんだぞ”』
                           2018.10.11  撮影 「後期始業式の校長先生の話」から 体育館にて
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