学 校 の 概 要 |
1. 学校の位置・環境
東経140度27分22秒、北緯39度20分45秒、海抜25.5m。
市の中心部から西方へ3.6Km、戸数は529戸、人口1,612人(平成26年4月現在)で、雄物川と出羽山地に挟まれた東西約1.5Km南北約4Kmのこじんまりした地域の中央部に学校は位置している。
地域を縦貫する国道105号線に沿って誘致工場等が立地し、また、近くに秋田自動車道の大曲インターチェンジや大曲西道路があり、交通量が急速に増加してきている。また、学校周辺の宅地化が進みアパート等も建つようになったが、児童数は減少傾向にある。
西地区には、大曲田園都市総合環境整備事業の計画により、レクリェーション・スポーツ・文化活動が複合的に展開できる総合公園の整備されている。近くにある農業科学館、大曲ファミリースキー場、県立大曲養護学校等の施設は児童の学習の場、交流活動の場として大いに利用されている。
敷地面積13,518平方メート、校舎面積2,920平方メートル。
2. 児 童
平成26年度の児童数は男子36名、女子31名、計67名(平成26年4月1日現在)。
昭和30年代は400名を越える児童が在籍していたこともあったが、年々減少し一時87名までになった。若い世代の地元定着により、児童数は一時130名台まで増加したが、最近はまた減少の傾向にある。
児童は、素直で明るく活動的である。また、長年にわたり全校音楽で培った連帯感・一体感があり、物怖じしない開放性をもち、のびのびと生活している
児童数の変化
昭和30年度 | 35年度 | 40年度 | 45年度 | 50年度 | 60年度 | 平成元年度 | 10年度 | 11年度 | 12年度 |
315名 | 379名 | 328名 | 203名 | 107名 | 131名 | 139名 | 109名 | 106名 | 102名 |
平成13年度 | 14年度 | 15年度 | 16年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 | 21年度 | 22年度 |
102名 | 102名 | 94名 | 95名 | 84名 | 85名 | 77名 | 74名 | 79名 | 68名 |
平成23年度 | 24年度 | 25年度 | 26年度 | ||||||
71名 | 65名 | 69名 | 67名 |
3. 保護者
PTAの保護者会員数53名。家庭は兼業農家多く、父母のほとんどが市内の会社・商店・工場・官庁等に勤める共働き家庭である。児童が帰宅すれば父母がいなくても祖父母が居るといった家庭が多い。
PTA会員数は少ないものの活発で、授業参観及び学級懇談等への参加率もきわめて高い。母親委員が中心となって全体に呼びかけ、教育諸活動に自主的に協力・参加したり、学校行事等に合わせてフリー参観的に学校を訪れたりする保護者が日常的にみられる。保護者の学校に寄せる関心は高く、また極めて協力的である。
4. パイプオルガンと全校音楽
本校は、公立学校としては珍しい「パイプオルガン」のある学校であり、全校音楽活動やオーケストラ演奏を中心とした音楽活動を特色とする学校である。
昭和36年に始まった全校音楽は、今では全校オーケストラの学校として定着し、地域全戸に呼びかける後援会組織もあり、本校の特色ある学校経営の基盤となっている。
全校での活動は、年間20時間程度実施される「全校音楽の時間」 と4年以上全員が活動する「オーケストラの時間」がある。木曜日に行われる「全校音楽の時間」では、4年生以上がオーケストラを、1年生から3年生の児童が鍵盤ハーモニカやリコーダーや歌を担当している。学校行事「音楽のつどい」や「楽器まつり演奏会」は、PTA主催による「パイプオルガンコンサート」とともに、地域に定着した行事でもある。教科音楽の時間と「全校音楽の時間」の望ましい係わり方・在り方や、総合的な学習としてのミュージカル学習の充実を目指して、内容の一層の深まりに取り組んでいるところである。