校 長 あ い さ つ


角間川は、藩政期から明治期にかけて雄物川舟運の中核的な中継川港として大いに繁栄した地 です。その角間川に建つ本校は、長い歴史をもつ小学校です。今年度は、学校創立150年の節目の年であり、150周年を次年度に控えた大事な年に当たります。

これまで本校は、校訓「文武不岐」の下、保護者や地域と一体となり、地域に根ざした、地域の期待に応える学校を目指して教育活動を展開し、数々の成果を残してきました。

本校の特色ある活動の一つに、50年以上の伝統をもつ「全校木刀ふり」があります。週に一度、木曜日の朝に全校児童が体育館に集まり、リーダーの号令に合わせて木刀を振ります。「木刀ふり」の最後には、「礼儀正しい子どもになります」「正しい行いをします」「全てにベストをつくします」「角小健児として高いほこりをもちます」と、心得の唱和が行われます。一心に木刀を振ったり、声を揃えて心得を唱和したりする「角小健児」の姿に、これまで脈々と受け継がれてきた伝統を感じます。

今年度は、16名の1年生が加わり、全校児童73名になりました。教育目標「ゆたかにたくましくともにあゆむ」を掲げ、「『ま・え・む・き』角小」を合言葉に、児童と職員が目標に向かって一丸となって教育活動に取り組んでいます。「聴いて考えてつなげる」授業への改善によって、主体的・対話的で深い学びを具現化し、生きる力を育成することができるものと考えます。また、すばらしい歴史と文化をもつ角間川にある学校として、子どもたちが地域のよさに気付き、 地域を一層好きになるように、地域を学びのフィールドにした学習を積極的に展開しなければならないと考えています。学校を開き、ふるさと学習として地域の文化の継承に取り組むことにより、地域の担い手を地域と協働して育て、そして、持続可能な地域社会を築く担い手を地域と協働して育てたいと思います。

子どもたち一人一人は地域の宝であり、未来社会の担い手です。その健やかな成長のために、全職員で努めてまいります。今年度も角間川小学校をよろしくお願いいたします。

令和6年4月
秋田県大仙市立角間川小学校 学校長


校章

校章のいわれ


昭和22年10月18日制定
作者 角間川出身 本郷敏雄 氏

上下の構図は角間川の角と人の和を表し、ペンを両側に配したのは、文教の地と知を磨くことを意味し、また、広がりを感じさせて飛躍を念じたものである。

文武不岐

令和6年度 在籍児童数
1年 2年 3年 4年 5年 6年 合計
男 子

6

6

3

4

6

5

30

女 子

10

6

8

9

9

1

43

合 計

16

12

11

13

15

6

73

PTA会員

9

4

9

13

15

6

56