| 〜設定理由〜 |
| 近年、情報化社会の進展が目覚しく、また各学校にもコンピュータ等情報機器が設置され、その活用により確実に教育効果をあげている。 さらに、本県では全国にさきがけて、今年度から総合教育センターや各方面とリアルに授業交流できるインターネットTV授業推進事業を立ち上げ、IT教育の学習環境の充実を図ることになった。 本校では、昨年度まで自分の考えを自分の言葉で積極的に表現す能力や態度を重視して研究を重ねてきた。 その結果、個人的な表現力は向上しているものの、さらに児童が考えを深めて学び合う必要性を確認しあった。 そこで、学校教育目標『心ゆたかにたくましく互いに高め合う子どもの育成』を念頭に「共に学び合い、生き生きと表現できる子どもの育成」を全体研究主題として設定している研究協力校として、今回の実践研究もこの一施策として捉えている。 児童は明るく素直であり、小規模校なのでまとまりのよさはあるが、互いの学び合いや練り合いなど共に生きる刺激に乏しい点は否めない。 教師集団は、学級担任の教職経験がすべて20年以下であり若手・中堅のバランスがとれている。 今回の事業への協力は、教師としての資質・能力の向上を勘案すると絶好の機会として前向きに受け止めている。 家庭や地域の教育に対する関心は高く、学校には協力的である。 その家庭や地域へ学校教育活動に関する情報を積極的に提供するとともに、学校評議員制や家庭の学校評価等も重視し、学校と地域社会の双方向による開かれた学校をめざしている。 以上のことから、児童(古四王キッズ)に、教師に、地域に還る『TV会議システムの効果的な活用をめざして』を設定する。 |
| 〜研究の視点〜 |
| ・基礎学力の向上と個性を生かす教育の推進 ・教員の意識改革と資質向上 ・家庭・地域へのIT化の推進と各学校への啓発 |
| 〜研究の方法〜 |
| ・総合教育センターと連携した授業 ・総合教育センターへの相談や学校間での情報交換 ・児童生徒同士の学校間交流 ・保護者や地域への事業の紹介と各学校への営みの発信 |
| 研究計画 |
| 第1年次(平成15年度) ・推進事業趣旨の共通理解 ・実態の把握と研究計画の立案 ・事業研究主題を念頭においた研究主題の立案 ・研究推進の見通しの把握と研究体制の確立 ・TV会議システムの利用に関する基礎的研修 ・学校外の教員との連携による授業の在り方を研究 ・第1年次の成果と課題のまとめ ・次年度の研究計画の立案 第2年次(平成16年度) ・第1年次の成果と課題の把握 ・研究計画の見直しと研究体制の再編 ・TV会議システムの利用に関する基礎的研修 ・学校外の教員との連携による授業の在り方を継続研究 ・児童生徒同士の学校間交流の在り方を研究 ・第2年次の成果と課題のまとめ ・次年度の研究計画の立案 第3年次(平成17年度) ・第2年次の成果と課題の把握 ・研究計画の見直しと研究体制の再編 ・TV会議システムの利用に関する発展的研修 ・学校外の教員との連携による授業の在り方を継続研究 ・児童生徒同士の学校間交流の在り方を継続研究 ・保護者や地域への紹介と活用の在り方を研究 ・各学校への啓発の工夫 ・3年間の研究実践のまとめ |
| 月 | 学級 | 教科等 | 主な内容と指導主事のかかわり 等 |
| 9 | 1年 | 図工 | 「はる はる おはながみのえ」;お花紙の絵をつくる。 〜指導主事〜 児童の作品を通しての指導と評価。 |
| 9 | 2年 | 国語 | すてきなお話を読もう「スイミー」;気持ちを想像して音読する。 〜指導主事〜 授業の進め方や在り方への指導や助言。 |
| 9 | 2年 | 国語 | 「くらべることば」;大小など比較する言葉を理解する。 特殊 〜指導主事〜 児童に応じた指導の在り方。 |
| 10 | 6年 | 理科 | 「生き物のくらしとかんきょう」;グループでまとめたまとめを発表し合う。 〜指導主事〜 発表に対する助言とこの単元のまとめ |
| 10 | 5年 | 総合 | 「発見★体験!米づくり」;米づくりに関しての発表を行う。 〜指導主事〜 発表の仕方や発表内容についての指導や助言。 |
| 10 | 4年 | 自立 | 「パソコン操作を身に付けよう」;学習発表会の思い出をパソコ特殊活動で新聞風にまとめる。 〜指導主事〜 TV画面を通して、実際のパソコン画面を映し出しながらの具体的な指導。 |
| 11 | 5年 | 図工 | 「ダンス・粘土でワンダーランド」;粘土で踊っている動物を造る。 〜指導主事〜 ひねりだしの仕方や動きの表現の実演と具体的な助言。 |
| 11 | 3年 | 図工 | 「てぶくろやシャツが生まれかわって」;液体粘土を使用し、未知の生き物を造る。 〜指導主事〜 液体粘土を塗るときのポイントの実演と具体的な助言。 |
| 12 | 1年 | 図工 | 「どうぐばこ」;はさみを使っての飾りをつくる。 〜指導主事〜 作品づくりへの具体的な指導。 |
| 12 | 1〜3年 | 生活 | 「年賀状を出そう」;年賀状の出し方や書き方を学ぶ。 特殊 単 元 〜指導主事〜 授業の進め方や児童一人一人への助言(教師も含めて)。後に、実際の年賀状をやりとり。 |
| 1 | 4年 | 理科 | 「冬の星」;冬の星や星座を調べ、関心をもつ。 〜指導主事〜 クイズなどを交えた提示と話題提供。 |
| 2 | 3年 | 理科 | 「じしゃくにつけよう」;釘に磁石の働きをもたせる。 〜指導主事〜 実演と意欲付け。 |
| 2 | 2年 | 国語 | 「読んで、作って、たしかめよう「うごくおもちゃを作る」;遊び方を説明する文章を書く。 〜指導主事〜 児童各自へ助言。 |
| 月 | 学級 | 教科等 交流校(共同学習校)とその内容等 |
| 11 | 5年 | 特 活 栄小6年との学級会活動 |
| 6年 | ゲームなどを通して、栄小6年との交流を密にする。 | |
| 11 | 5年 | 総 合 鶴舞小4年との手話学習 |
| 6年 | GTを招き、鶴舞小の4年生と手話で交流する。 |
| 月 | 形態 | 内容等 |
| 9 | 全体研修 | インターネットTV機器の操作 |
| 10 | 全体研修 | 教科指導法 |
| 11 | 全体研修 | 教科指導法 |
| 11 | 個人研修 | ADHD的傾向の児童への指導 |
| ○ | 小規模校の本校にとっては、児童はもちろん、我々教職員も刺激を受けたし、授業への取り組み方や在り方を再考できる機会を得た。 |
| ○ | 指導主事の適切な場面指導により、児童が相手意識をもち、共に学習をしているという意識の高揚と学習への集中力を維持することができた。 |
| ○ | 指導主事の対応がすばらしく、単純な質問事項と思われる内容でも懇切丁寧な指導助言を受けた。児童同様に刺激を受けたし、やる気がでた。 |
| ○ | インターネットTVに関連する機器の活用の仕方を考え、学ぶことができたし、何よりも児童の反応が敏感で、学習意欲が向上した。 |
| ○ | 気軽に交流できる雰囲気の醸成に努めた。交流学習において交流後に実際に会えることができれば、児童の反応も倍加される気がする。 |
| ○ | 広報や各会合で、PTAや近隣学校に啓発を図ったために、本事業への関心度が高かった。今後は、みるだけでなく、積極的な参加や活用を促したい。 |
| ○ | 機器等の事前準備、授業中のVTR撮影やシステム操作、片付け等、情報支援員の存在は大きく、本当に助かった。 |
| ○ | 本事業が年度途中から入ったために、研修方針や研修体制に戸惑いを感じた。今年度中に本校の課題を明確にし、次年度のおおよその概要を固める必要がある。 |
| ○ | 本事業を有効に機能させるために、また、学習のねらい達成のためにも、見通しのもてる年間指導計画の見直しが必要である。 |
| ○ | 学習手段の一助として、より効果的で有効な活用の仕方について、一層の研修を深める必要がある。 |
| ○ | 学校間交流に関しては、短期的な交流と中長期的な交流を念頭におく必要がある。 |