大仙市立 西仙北中学校
学校通信
 平成25年3月8日  No.41


3年生の皆さん卒業おめでとう
 
 
 3年生の皆さんは,5日の高校受検も終わり,残すは,卒業式のみとなりました。
 受験翌日の6日は,1時間目に卒業アルバムが渡り,まずは一年間の振り返りを行いました。
 2校時目は,3年生だけの球技大会です。
 内容は,「おにごっこ」「バスケットボール」「ドッジボール」でした。
 中学校3年生にもなって「おにごっこ」と思われるでしょうが,これはタグラグビーを思わせる方式で,A,B組が赤色と黄色のタグ(ひも)を背中のトレパンに挟み,それを5分間でどれだけ取ることができるか,という競技です。ねらった獲物を逃がさないがごとく,一人の人をねらったら最後までその人の後ろに回ってタグを取る様は,動物のチータが俊足を生かして,獲物をねらう様子を想起させました。短い時間ではありますが,集中力と体力を使う競技でした。
 この後,バスケットボール,ドッジボールを行いました。思い残すことのないよい汗をかいた球技大会でした。そして今までA組,B組が一緒に交わる機会が少なかったので,お互いを知る意味でもとてもよい活動になりました。
 卒業式での式辞でも述べますが,3年生は新生西仙北中学校の土台と伝統を見事に創り上げてくれました。このことをこれからの人生で,自信として語り継いでほしいと思います。人は自信をつけると自分の能力以上のことを発揮することがあります。あのとき踏ん張った,あのとき走った,あのときスピーチした,あのとき一緒に歩いた,あのとき歌った,あのとき踊った,そんな数々の場面が,今のあなたたちをつくっています。この一年間で,あなたたちにしかできなかったことを仲間と一緒に成し遂げたのです。そのことを誇りに思い,友達を大事にし,これからの人生を切り開いていってくれたら嬉しいです。
 「あなたの中学校時代はどんな様子だったの?」と誰かに将来聞かれたとき,「統合一年目で,みんな一生懸命で,いろいろなことが素晴らしかったよ。たとえばね・・・・」と答えることができる卒業生ですから。
 
全校定例朝集会から
 
 3年生にとっては最後の全校定例朝集会が水曜日にありました。高校受検翌日とあって,始まり前は少しの興奮がホールに伝わっていました。各学級の代表スピーチ概要をお届けします。テーマは「統合一年を振り返って」です。
□ 3年生
A組 佐藤駿さん:いろいろあった一年でしたが,楽しかったです。統合する前は,西中の生徒が成績がよいと聞いていたので,自分の成績が大丈夫か不安でしたが,一緒に過ごしてみると,それほどでもなかったのでよかったです。昨日の受験では,同じ教室に西中の生徒もいました。以前だったら西中の生徒とは話すこともなかったのですが,統合してからはもちろん話をしました。僕にとっては統合してよかった楽しい一年間でした。
B組 堀江丈さん:4月あたりは,不安もありましたが,今は楽しいことがいっぱいあったと振り返っています。今年で卒業するのだけれども,1・2年生の皆さんには,僕たちが残した成績を越える活躍をしてもらいたいです。
□ 2年生
A組 立山真愛さん:統合当時は慣れない人がいましたが,今ではスムーズに会話ができます。これからももっといろいろな人に話しかけていきたいです。
B組 鈴木菜々さん:統合初年度で,西中のみんなについていけるか,勉強もしっかり出来るかとても不安でしたが,学級の人数も多くなり,いろんな考えを聞くことができてよかったです。3年生になってクラス替えがあり,今の人たちと別れるのは寂しいですが,新しいクラスでも勉強をしっかり頑張りたいです。
□ 1年生
A組 渡辺絢斗さん:入学してすぐには,いろんな人と話せなかったが,今は話せるようになりました。これからもいろんな人に話しかけてみたいです。
B組 鈴木悠貴さん:統合すると聞いて,友達も増えるかもしれないし,いじめもあるかもしれないと不安でしたが,友達は少し増え,いじめはありませんでした。充実した一年間でした。
C組 佐藤太陽さん:今年一年間,あまり人と関わることが出来なかったので,もっと人と関わりたいと思いました。
 
 校歌を歌ってから,感想発表がありました。
□ 三浦拓実さん(2B:生徒会長)
  皆さんのスピーチを聞いて,統合当初は不安だったり,他人とのコミュニケーションをとるのが難しかったのだなあ,と思いました。3年生の皆さんは,昨日の受験も終わり,これから卒業していきますが,西仙中魂をもって,これからも頑張ってください。(「はい!」と3年生の大きな返事がありました。)
□ 齋藤蓮さん(3B)
  統合からはや一年が過ぎたのだなあ,と思うと目頭が熱くなる思いです。1・2年生は,今年一年で作った西仙北中学校の伝統を引き継いで頑張ってください。
□ 齊藤勇士さん(2A)
  今日のスピーチや校歌は大きな声でできたのでよかったです。3年生は高校へ行くんだなあ,と思いました。高校へ行っても頑張ってください。
□ 田口皐さん(1B)
  スピーチを聞いて,まだ僕も学年の中で,話していない人がいるので,今年中には,その人達と話せるようになりたいです。
 
 今回で,3年生のスピーチは終わりましたが,さすが3年生,堂々としていて自分の考えをしっかり話すことができる,と思いました。特に,会場から笑いが漏れるなど,スピーチのこつをつかんでいる人が多数いる,ということに驚きました。3年生の皆さん,一年間素敵なスピーチをありがとうございました。
 
2年生 球技大会
 
 3月4日5校時に2年生の球技大会が,体育館でありました。
 種目は,ドッジボールとバスケットボール。最初に,ドッジボールをやりました。次に,バスケットボールをやりました。バスケットボールは,女子に経験者が多く,とても素人とは思えないプレイが続出でした。男子も得点が入るとコート外(ステージ下)で応援していた各クラスから歓声が上がりました。
 ドッジボールの優勝はA組,バスケットボールの優勝はB組と仲良く分けました。
 





公立高校入学検定問題から
 
 3月5日に行われた公立高校入学検定の試験問題について,新聞等で紹介されました。本校受験者の数学に関する感想を聞いたところ,思ったより難しくなかった,という返事が多数でした。
 私も問題を見て,解いて見ましたが,秋田県教育委員会が常日頃示している,全国学力学習状況調査−秋田県学習状況調査−高校入学検定問題のつながりが鮮明に現れた問題作成となりました。全国や秋田県の状況調査で通過率を調べた問題に酷似した問題が多いということです。
 いたずらに難易度を上げることなく,中学校の学習で培った基礎基本を調べる,という姿勢が伝わってきました。
 大問1が15問中8問を学校選択,大問2以降は,小問の計が21問あります。大問5はTとUから学校選択です。問題の履修学年を調べると次のようになっています。
 1番15問 1年−6問,2年−4問,3年−5問
 2番以降21問 1年−4問,2年−8問,3年−9問
 総計で1年−10問,2年−12問,3年−14問となります。学校選択の問題が,1番と5番にありますので,割合は簡単ではありませんが,単純に計算すれば,1年生が今受験すれば27点,2年生は61点をとることができます。1・2年生の皆さんは,その学年で学んだことをしっかり春休み中に克服し,次の学年に進んで欲しいと思います。また,3年生が受験した問題を一度自分でも解いてみると,これからの一年先,二年先の自分が見えてくると思われます。わからないときは,恥ずかしがらずに聴きにくることです。先生達はいつでも皆さんをお待ちしております。