大仙市立 西仙北中学校
学校通信
 平成25年2月22日  No.39

公立高校志願状況から
 
 
 公立高校一般選抜の志願状況が2月20日に確定しました。本校関係高校の人数は次の通りです。
高校名 募集人員 志願者数 増減
西仙北 普通 83 85 2
大曲農業

 
農業科学 73 73 0
生物工学 24 24 0
生活科学 24 24 0
大 曲

 
普通 138 139
英語 28 13 -15
商業 25 27 2
大曲工業

 
機械 24 24 0
電気 49 49 0
土木・建築 24 24 0
角 館 普通 133 136 3
角館南 普通 58 66 8
横 手 普通・理数 211 208 -3
横手城南 普通 160 161 1
秋 田 普通・理数 247 288 41
秋田南 普通 216 234 18
秋田北 普通 210 255 45
秋田工業 電気E 24 38 14
 この志願状況を見ると,大曲仙北の高校は,倍率があまり激しくはありませんが,秋田市内の高校については,とても厳しい状況です。
 3年生は,残された期間,最終的なまとめ,予想問題等に取り組み,自信を深めて欲しいと思います。入試の前日,いや入試の朝に学習した内容が,そのまま入試問題として出た例は,過去に何度もあります。入試問題への取り組みは,しつこく,あきらめないが鉄則です。わからない問題があったら,友達,あるいは職員室の先生まで来て聞いてください。先生達は,いつでも待っています。
 1・2年生は,来年,再来年の今頃は自分たちも,同じ状況におかれます。以前,数学の入試問題の個数と出題内容の学年を調べたら,2年生の内容が多かったです。特に,2年生は現在学習しているところが,そのまま入試問題となることがありますので,2年生のまとめをしっかり行いましょう。
 
キャリア教育の視点を重視した ふるさと教育の推進     
 
 平成24年度の秋田県教育委員会の学校教育共通実践課題に「ふるさと教育の推進」があります。これは「キャリア教育の視点を重視したふるさと教育の推進」が重点となっております。重点事項は「自ら学ぶ力」「豊かな心と郷土愛」そして「高い志と公共の精神」です。
 そこで,前号でもお伝えしましたが,「刈和野の大綱引き」をベースにした「ふるさと学習」を1年生は,1月〜2月と総合的な学習の時間に行いました。
 この学習が終わった後に,キャリア教育の視点からのアンケートを1年生全員に行いました。項目は21点あり,内容は次の通りです。
 
  キャリア教育の視点によるアンケート項目  
@友だちや家の人の意見を聞く時、その人の考えや気持ちを受け止めようとしていますか。
A相手が理解しやすいように工夫しながら、自分の考えや気持ちを伝えようとしていますか。
B自分から役割や仕事を見つけたり、分担したりしながら、周囲と力を合わせて行動しようとしていますか。
C自分の興味関心、長所や短所などについて、把握しようとしていますか。
D気持ちが沈んでいる時や、あまりやる気が起きない物事に対する時でも、自分がすべきことには取り組もうとしていますか。
E不得意なことや苦手なことでも、自ら進んで取り組もうとしていますか。
F分からないことやもっと知りたいことがある時、自分から進んで資料や情報を収集したり、だれかに質問をしたりしていますか。
G何か問題が起きた時、次に同じような問題が起こらないようにするために、何をすればよいか考えていますか。
H何かをする時、見通しをもって計画的に進めたり、そのやり方などについて改善を図ったりしていますか。
I学ぶことや働くことの意義について考えたり、今学校で学んでいることと自分の将来とのつながりを考えたりしていますか。
J将来の夢や目標を持っていますか。
K自分の将来について具体的な目標をたて、その実現のための方法について考えていますか。
L自分の将来の目標に向かって努力したり、生活や勉強の仕方を工夫したりしていますか。
M近所の人に会ったときは,あいさつをしていますか。
N今住んでいる地域の行事に参加していますか。
O人の役にたつ人間になりたいと思いますか。
P授業中に積極的に発言したり、探究したことについて意見交換したりしていますか。
Q行事や体験活動で交流する人に、自分で考えた事や疑問に思ったことを伝えていますか。
R「総合的な学習の時間」などで学んだ、今住んでいる地域のよさを発信したいと思いますか。
Sあなたは、今住んでいる地域のよさがわかりますか。
21あなたは、今住んでいる地域に誇りを感じていますか。
 
 生徒には,次の4段階のどれに当たるか,○を
つけてもらいます



 
4:いつもしている
3:時々している
2:あまりしていない
1:ほとんどしていない
 これを昨年度の8月に行い,そして今回のふるさと学習が終わったときに,行ってもらいました。数値は点数化して表しました。その結果次のようになりました。(( )の数値は,前の数字が8月,→の後ろの数字が2月です)
A @〜Bの平均(3.31→3.37)
B C〜Eの平均(3.08→3.13)
C F〜Hの平均(3.08→3.16)
D I〜Lの平均(3.24→3.25)
E M,N,S,21 の平均(3.34→3.39)
F J,Oの平均(3.52→3.53)(JはDと重複)
G P〜Rの平均(2.91→3.10)
 
※A〜Gまでの内容について
A 人間関係形成・社会形成能力(他者の個性を理解する力,他者に働きかける力,コミュニケーションスキル,チームワーク,リーダーシップなど)
B 自己理解・自己管理能力(自己の役割理解,前向きに考える力,忍耐力,主体的行動など)
C 課題対応能力(課題発見,計画立案,実行力,評価,改善など)
D キャリアプランニング能力(学ぶこと・働くことの意義や役割の理解,将来設計など) 
E ふるさとを愛する心
F 社会を支える自覚と高い志
G 公の場で自分の考えを発信する積極性(問いを発する生徒)
 数値は,4点が満点で,平均は(1+2+3+4)÷4=2.5となります。
 以上の点からアンケート結果を見ると,全ての分野で数値が向上していますが,特に,C課題対応能力,G公の場で自分の考えを発信する積極性が上昇したことがわかります。この原因を考えたときに,「課題対応能力」では,秋田のふるさとのポスターセッションを行う際,先生から示された秋田県の冬の行事から自分たちの班は何を選択し,それをどのような形式で皆さんにお知らせするか,などの活動が,この能力を高めたと思います。また,「公の場で自分の考えを発信する積極性」では,ポスターセッションで,ブースに集まった人たちに調べてきたことを発表したり,また綱撚いに参加しているうちに,大きな声が自然と出るようになった(作文の記述から),など,自ら活動を主体的に行っている様子から上がったものと思われます。
 今後,キャリア教育の視点を重視したふるさと教育を更に進めていきますが,常に,生徒達の変容を捉えることができるよう,事前・事後のアンケート調査を行いたいと思います。
 また,各項目毎に実人数や割合,平均なども出していますので(紙面上紹介できませんが),数値の下がっている課題点なども,次の活動に向けて改善していきます。いずれ,活動によって生徒は育っているということがわかります。
 
3月の行事
 
01(金)卒業式練習
05(火)公立高校一般入試,1・2年生実力テスト06(水)卒業式練習
07(木)3年生を送る会
08(金)卒業式予行
09(土)卒業式10:00〜
11(月)振替休業日
12(火)公立高校一般選抜合格発表
15(金)PTA役員会
20(水)春分の日
21(木)大清掃・修了式
22(金)春季休業〜4月3日(水),全日本春季野球大会(静岡)〜25日
23(土)全日本中学生バドミントン選手権大会(高松市)〜25日
24(日)スプリングコンサート(大曲市民会館),卓球横手オープン
27(水)郡内高校説明会
28(木)離任式
29(金)新入生一日登校日(午後1時半〜)
 2月15日(金)のスキー教室では,多数の保護者の皆様のご協力,誠にありがとうございました