大仙市立 西仙北中学校
学校通信
 平成24年9月13日  No.20

 
3年生 宿泊体験学習
 
 先週の7日(金)〜8日(土),1泊2日で,3年生は宿泊体験学習を田沢湖で行いました。その様子をお知らせします。
 
□第1日目
 初日は、田沢湖一周ウォークラリー。予定よりも早い9時45分頃に「たつこ茶屋」をスタートしました。たつこ茶屋からの田沢湖は最高のロケーションでした。天気は快晴、気温もまだ上がらず、田沢湖を見ながらのウォーキングは、素晴らしい!の一言です。生徒たちは学校生活、自分の生活について語りながら歩きました。50分程で県民の森に到着しました。
 白浜には10時50分頃に先頭集団が到着しました。ほんの少し休憩して、再び歩き出します。ほどなく先頭集団を追い越していく女子が来ました。二人は駅伝選手で、さすが、と思いました。
 御座の石には11時45分頃に到着しました。12時に昼食。全員が、御座の石に着いたのは、12時30分頃でした。
 後半、先発隊は12時50分に出発。途中3回のチェックポイントがありました。14時30分にはゴール(スタート地点)に到着。私は,20kmをおよそ220分で歩いたことになります。次から次へと完走した生徒は満足感に浸っていました。はやく到着した班は,湖に降りて,中に入ったり,水切りの遊びをしました。全員が到着したのが午後3時15分過ぎです。それから,田沢湖をバックに集合写真を撮影しました。
 田沢湖スポーツセンターに午後4時頃に到着し、体育館で入所式を行いました。センター所員から歓迎のお言葉とセンターの使い方について説明を受けました。その後、友情の滝のそばにある飯盒炊爨(はんごうすいさん)(野外炊飯)の場所まで、10分ほど歩きました。小学生のときや、中学生になってから,なべっこで火を起こす経験があるものの、いつも火を起こす、という作業は大変なものです。いろいろと工夫しながら、最後は、灯油の染みこませたおがくずを木の上全体にまいて、火が勢いよくつきました。はやい班は、手際よく、湯が沸いたところにカレーライスの具を素早く入れ、煮立ったところでカレールーを入れてできあがり。ご飯も、勢いのよい火で、上手に炊けました。キャンプ場のいろいろな場所に班ごとに座り、カレーライスの夕食となりました。
 夕食が終わってからの食器洗い、これはすさまじい勢いでした。竈でついたすすを取ろうと、どの班も金たわしで一生懸命こすりました。大分予定の時間を過ぎましたが、あとかたづけをすっかり行い、次はまたセンターの下にセットされたキャンプファイヤーの場所にバスで移動しました。キャンプファイヤーは、実行委員会の企画と全員の準備がとてもよかったです。
 最初に感動的な場面が来ました。キャンプファイヤーに入る前に、全ての電気を消した瞬間,夜空に広がる星座の姿、今にも手が届きそうな秋の星座が頭上に輝きました。当然のように生徒たちは大歓声を上げました。その歓声とともに、友情の火、創造の火、健康の火、奉仕の火の代表が、ファイヤーマスターの坂本先生から火をもらい、中央の塔に点火しました。燃え上がった火の塔の前で,校歌一番を歌いました。
 その火の塔をバックに、準備のよいスタンツが行われました。歌あり、踊りあり、なぞなぞあり、クイズありのまるでテレビのバラエティーショーでした。拍手喝采の連続。
 スタンツが終わってから、全員で花火を行い、最後に全員が火の塔を囲み,再び坂本先生から一人ずつ火をもらい、火の塔の中に投げ入れました。予定時間をかなり押しましたが、充実の時を過ごし各部屋に戻り、入浴となりました。消灯は午後10時半でした。  
□第2日目
 6時15分起床、6時45分バイキング朝食、7時45分食堂で退所式を行いました。伊藤大河さんからセンターの方々へお礼の言葉が述べられました。その後、部屋を整理整頓、バスに乗る前に全員で集合写真を撮影してもらいました。
 この日の研修場所は、元田沢小学校体育館(現仙北市田沢出張所)でした。
 はじめに、昨夜のキャンプファイア―で行なったスタンツの残りグループの発表。前夜に続くナゾナゾや紙芝居ありの抱腹絶倒発表でした。
 次に、レクリエーション。バットでぐるぐる、仮装二人三脚、コーラ一気飲み競争、バケツでボールゲット。 最後は、西中学校伝統のソーランを練習しました。グループ練習で,西中出身生徒が他の出身生徒に一生懸命教えてくれました。
 昼食を11時半にとり、その後、レポート作りに励みました。
 最後は全員の感想です。各班が田沢湖一周ウォークラリーの感想を,ベスト3、ベスト2、ベスト1方式で話してくれました。
 予定時間よりも少しだけ早く、バスに乗り学校に午後2時45分頃に到着しました。解団式を行い、無事に1泊2日の宿泊体験学習を終えました。
 
 3年生は,2年生のときに,修学旅行を西中,東中のときに済ませており,今回の宿泊体験が合同での初めての体験でした。寝食を共にすることの大切さ,困難なことに向き合い,お互いを励まし合うことの大切さ,努力すれば困難なことも解決できるということの達成感を味わいました。私は,学年主任の坂本教諭と,今回の企画について,彼が抱えている不安を聴いていました。しかし,そのどれもが杞憂に終わり,生徒達の満足しきった顔を見ることができ,本当に企画してよかったという感想を坂本先生からもらいました。
 解団式の際に,生徒に次のように話しました。
 
 「私があなたたちからたくさんのことを学びました。感想発表のときに,『果たして田沢湖を一周なんてできるのだろうか,ということを考えていましたが,みんなと力を合わせて歩けば,それが達成されるということがわかりました。』や『困難なことでも,真正面から向き合っていけば解決できることがわかりました』など,自分の前にある困難なこと,このことは自分だけのことじゃないのだ,みんながいろんなことで努力しているし,困ったことに挑戦している。でもそれが一人ではないと考えたときに,ちょっと心の余裕ができてくるし,努力をすれば,解決できる,という皆さんのお話で,私も仕事をしていく上で,学ぶことがありました。皆さんは,これから学校祭,受験といろいろな場面に遭遇しますが,昨日,今日の活動を振り返るならば,それはあんまり困難なこととは言えないと思います。どうか,この宿泊体験のことをこれから時々思い出して,今後の糧にして欲しいと思います。」
 
 前期後半,3年生は統合1期生として大きな大きな山を制覇した感じでした。
 
全国学力学習状況調査について
 
 新聞等でも報道されましたが,4月17日の標記調査の結果が8月下旬に出されました。本校生徒も調査に参加しましたので,一人一人の個人票が,配布されます。その個人票には,全国の平均と,自分がその問題に正解か否かの印があります。今年度は,国語A,B,数学A,B,理科の教科で,Aは知識理解,Bは活用です。問題用紙と個人票をお返ししますので,再度,どの問題でつまずいていたかを確認するように生徒には指導していきたいと思っています。
 また,今回の調査では,国語,数学,理科の教科だけですので,これはあくまでも学校教育における学力の一部であります。一喜一憂せずに,自分の学習状況を見て課題克服することが大事なことです。
 学校では,特に,全国的にも本校でも落ち込んでいる箇所について,授業で復習をしながら,確かな学力に繋げていきたいと考えています。
 
◎ 平成24年度 男女共同参画に関する一行詩 入賞
 優秀賞 伊藤悠貴さん(2年生)
 「父は言う 料理洗濯家事親父」