大仙市立 西仙北中学校
学校通信
 平成24年6月8日  No.09

中学校は 今
 
 
 西仙北中学校が開校してからちょうど2ヶ月たちました。中学生の授業風景をお伝えします。
 6月5日に「生徒支援加配校訪問」がありました。南教育事務所指導主事,大仙市教育委員会指導主事の2名の先生方と5校時の授業を参観しました。
 1年A組の授業は,今野悦子教諭の国語「ちょっと立ち止まって」の「段落構成図を書くことができる」がねらいでした。文章を読んで,最初に,生徒一人で全ての段落に番号を付け,その段落同士のつながりを書いていきます。不安な生徒はとなりの生徒に自分のとどこが違うのか,確認していました。ひととおり,自分の構成図ができたところで,4人グループになって,グループの生徒に自分の段落構成の理由を述べていました。いろいろな段落の構成図があって面白かったです。
 1年B組では,後松静香教諭と高田和俊教諭による体育「陸上競技"ハードル走”」の「走力,スピードを生かしたハードリングができる。」がねらいでした。日差しの強いグラウンドに元気よく集まった生徒が,最初に授業のねらいに迫るために,目標カードに書きました。内容は「アプローチ」ということについてでした。「アプローチという言葉はハードルの中で,どのようなことか先生が生徒に問いかけました。答えは,スタートから第一ハードルまでの間のことを「アプローチ」と言い,そこがハードルではとても大事なことである,と教えてくれました。その後,準備体操をしてハードルの試技に入りました。
 1年C組では,芳谷由佳子教諭と古屋英美教諭による家庭「中学生の食生活と栄養」の「食事の役割や健康によい食習慣について理解できる。」がねらいでした。自分の食生活を振り返り,朝食,昼食,夕食のメニューや好きな食べ物,嫌いな食べ物をシートに書きました。隣の生徒が嫌いの欄に「納豆」と書いていたので,それをどうして?と聞いたり,それぞれの書いた事柄について質問し合いました。
 2年A組では,佐々木慎太朗教諭と齊藤由紀雄教頭による数学「連立方程式」の「2元1次方程式や連立方程式の意味やその解,連立方程式を解くことの意味を理解する。」がねらいでした。バスケットボールのフィールドゴール2点と3ポイント3点を合わせて10本打ったときの式や,点数の表から何本ずつを打ったのかなどについて学習しました。そして,予習してきた生徒から「連立方程式」という初めての言葉が出されました。
 2年B組では,新山滴教諭と菅原可愛講師による英語「Unit2A Trip to New Zealand」の「キーウィについての説明を読んで,内容を理解できる。」がねらいでした。鳥のキーウィとフルーツのキーウィに関する英文を黙読し,その後,英語での質問に,その内容が英文と合っている場合は○,間違っている場合は×をつける問題を行っていました。一番最初の問題が,日本文で「キーウィという鳥の名前はキーウィフルーツからつけられた。」○か×か,です。これは本文の「The fruit got its name from them.」という文章に答えが隠されています。上の文章を訳すと,「その果物はそれらから名前を得ました。」となります。「それら」が一体何なのかは,文脈から「鳥のキーウィ」であることがわかります。だから問題の正解は×でした。ところが,最初,生徒達はほとんど○をつけていました。よく考えてごらんとグループに指示された生徒達は,どうして?どうして?と考えて,なるほど,となり×にした生徒もいました。非常に戸惑うよい問題でした。
 3年A組では,齋藤佳子教諭による国語「説得力のある考えを述べよう」の「論理を展開を工夫して批評文を書くことができる。」がねらいでした。グループになって,新聞に挟まってきた広告を見て,自分たちの広告のよいところ,悪いところを話し合いながら,それを発表していました。男子生徒が,一つの広告を出して,それがどうして優れているかを理由を述べながら話しました。結構長い時間堂々と発表しました。終わったら拍手が来ました。次に,男子生徒と女子生徒が続けて発表しました。男子生徒は,広告の文字が小さいし,読みにくいと,また女子生徒は,広告の色が一色で,どこにポイントをあてて読んだらいいのか困ってしまう,などの意見が出ました。
 3年B組では,渡邉真理子教諭による美術「15歳の自分」の「切り絵のポイントがわかる。」がねらいでした。カッターで,紙を切るのですが,カッターの持ち方や使い方について基本的なところを学習していました。持ち方では,ペン型と包丁型の持ち方によって,力の加減などが異なり,切るラインも異なってくる,ということでした。説明の後,実際に紙を切りました。
 
 
初めての中間テスト
 
 6月6日に1年生にとって初めての中間テストが実施されました。
 テストは何歳になっても嫌なものですが,学習したことについて,どれだけ身に付いているかがわかるよい機会です。このテストは,分かっているところよりも,間違ってしまったところの原因を考えた方が,後々役に立ちます。間違ったところをそのままにしておくと,1年後の実力テストや入学試験の時に,また間違った答えを書いてしまいます。おもしろいもので,間違うと間違った事が印象づけられて,そのままになってしまうのです。それを克服するためには,もう一度,その問題に真正面から向かい合い,どうして間違ってしまったか原因を究明し,もう一度まっさらな気持ちで解くことが大切だと思います。もう一度同じ問題に出会ったときに,「ああ,あのときに解いたことがある。」と考えることができれば,もう80%は正解です。あとの20%は,そのときに正解したのか,あるいは間違ってきちんと,その間違いを訂正したか,にかかっています。
 答案用紙が生徒の手元に返ってきますが,まずは間違い直し,答えだけを直すのではなく,なぜこういうふうに書いてしまったのだろう,と考えながら直していくことが肝要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
参考書等 多数寄贈
 
 刈和野在住の塾経営者山口弘靖さんから,本校に「高校への数学」「漢字検定問題集」「数学検定問題集」「図でわかる中学理科」「あきた魁新聞 中学自習室の切り抜きファイル」などを寄贈されました。
 本校では,「漢字検定」や「数学検定」を受験する生徒がたくさんいますので,大変ありがたいです。「高校への数学」は,内容は中学生レベルですが,教科書以上の問題が提示されています。楽しい問題やもう少し難しい問題に挑戦してみたいという生徒はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
 「中学自習室の切り抜きファイル」は,塾に来ていたある生徒とその家庭で作成していたのを,すばらしい事だと思い,続けたそうです。
 どの寄贈本も,生徒が図書室で気軽に取って学習することができます。非常にありがたいことです。重ねて感謝申し上げます。







6 月 の 行 事
 
01(金)衣替え
02(土)協和中学校招待卓球大会
03(日)テスト前部活動休止〜5日まで
05(火)耳鼻科検診,生徒支援加配校訪問
06(水)前期中間テスト
07(木)歯科検診A(1年・2B),中高連絡協議会
08(金)郡市総体抽選日
09(土)西仙北中学校統合記念卓球大会
11(月)衣替え完全実施
12(火)大仙市教育委員等学校訪問,3B保育実習
13(水)1年生異文化交流活動(国際教養大生来校), 3A保育実習
21(木)フリー参観日
22(金)フリー参観日,壮行会
23(土)郡市総体〜25日
26(火)振替休業日(6/23)
27(水)芸術鑑賞(わらび座),専門委員会
28(木)職員会議
29(金)振替休業日(6/24)
 
○ 第33回協和中学校招待体育大会
  男子バスケットボール 優勝
  協和中,平和中,勝平中と本校の4校でトーナメント。初戦平和中に勝ち,決勝で勝平中に勝利した。