刈和野の大綱引き

なんでもQ&A 


 全国の3年生や保護者の皆様からメールで質問が届いています。随時、紹介していきたいと思いますので、ご活用ください。


Q1.「ジョヤサノー」「ジョヤサ」はどういう意味ですか。「よいしょ!」といったニュアンスでしょうか。

A1.そうとらえていただいてよろしいと思います。綱引きに限らず、雪国のまつり(小正月行事)では、これらの共通したかけ声がよく使われます。

Q2.縄の「ぐみ」は、「組む」という意味からついたのですか。

A2.一握りのわらを3つ用意して、女の子のお下げ髪を編む要領で三つ編みしたものを「ぐみ」といいます。

Q3.文章の中では、「上町が64メートル、下町が50メートルの綱を作る」とありますが、なぜ同じ長さではないのでしょうか。下町の綱の先が丸い輪になっているため、その分を差し引いてのことですか。

A3.綱は上町が雄綱(おづな)、下町が雌綱(めづな)を作ります。それぞれの長さは、男性と女性の厄年にちなんで42尋(64メートル)と33尋(50メートル)と決められています。下町の綱は、先が丸い輪になっていますが、輪をつくってのばした状態で約50メートルです。

Q4.綱の先を丸い輪にするのは、いつも下町の方ですか。

A4.そうです。

Q5.大綱をむすぶのは、なぜ綱引きの直前なのですか。

A5.実際に綱引きが始まるのは、夜(午後9時ころ)ですが、当日は、朝から近くの神社で祓いなど の神事がいろいろあります。ですから、直前の「大綱をむすぶ」作業もその一つなのかもしれません。両町内の「建元(たてもと)」 という責任者が「大綱をむすぶ」作業をしきりますが、ここは双方の駆け引きもあり緊張感がみなぎる場面です。

Q6.文章の最後に、「綱は町外れの小高い丘におかれる」とありますが、その後、綱はどうされるのですか。燃やしてしまうのですか。

A6.「町外れの小高い丘」とは、綱引き会場の近くにある浮島(うきしま)神社の境内のことです。大綱は、綱引き後ここに運ばれ、1本ずつ長くのばされて土の上に置かれます。 このままの状態にしておくと、綱は自然に腐食し土にかえります。1年もたつと大綱は、あとかたもなくなっています。

もどる→