今年度の研究計画とこれまでの学習状況調査の結果と考察等について掲載しています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■研究計画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 研究主題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2 主題設定の理由 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年度から先行実施されている新学習指導要領。そこに掲げられている「生きる力」をはぐくむために「思考力・判断力・表現力の育成」は大事なポイントになっている。 本校は昨年度までの研究で、「知識活用型」授業をめざしてきた。教師がそれぞれの授業において、知識・技能を活用する場面の設定を工夫することで、児童の活用しようとする意識は高まってきている。しかし、学び合いの場面においては、発表し合いにとどまっていることが多く、友だちの考えを聞いて自分の考えを見直したり、自分が得た知識を友だちにも分かるように、表現を工夫したりという活用までには至っていないことが課題としてあげられた。そこで、今年度は、昨年度までの「知識活用型」授業をさらに構築するとともに、「学び合い」をキーワードとして、考える力・表現する力を高め合う具体的な子どもの姿を探っていきたいと本主題を設定した。主題に迫るために、後述する仮説のもとに、昨年度までの「確かな学力」育成構造図を利用し、学び合いの充実と思考力・表現力の育成をめざす。 |
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3 研究の仮説 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まずは学習規律の確立、高め合う学習集団づくりに努め、基本的な知識や技能の習得のために、実態に応じたきめ細かな指導を徹底する。さらに、学習した知識や技能を活用したり、自分の考えを表現したりする学び合いの場を意図的に設定するとともに、学習したことを生かす探求的活動を積極的に展開する。そうした習得・活用・探究の相互作用を重視した「知識活用型」の授業を積み重ねることによって、考える力、表現する力が高まるであろう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 研究の内容 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(1) 学びの基礎力の育成 ○朝の時間、家庭学習の充実 ・読むことに親しませるための読書活動の推進 ・全校での国語・算数テストの継続と取り組む意欲のより一層の高揚 ・寺子屋の実施 ○学習規律・学習習慣の確立 ・「刈小 学習のやくそく」を基本にした学習規律の形成 ・納得・疑問・感嘆など前向きなつぶやきがつながる雰囲気づくり ・家庭学習についての保護者への説明、協力依頼 ○認め合い、高め合う学習集団づくり ・友だちの考えを尊重し、受け入れようとする態度の育成 |
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(2) 学び合いを通した、考える力・表現する力を高め合う子どもの育成 ○教科ごと、単元ごとの「知識・技能」の明確化とその徹底 ・単元の学習の流れや「身に付けたい力」の子どもたちへの明示 ・学習したこと、子どもの考えが分かるノート指導(板書の工夫等) ・実態に応じたきめ細かな指導の工夫(少人数指導の充実) ○活用する場、表現する場の意図的な設定 ・知識を意図的に活用する場、表現する場の設定 ・言語活動を通しての活用する場、表現する場の設定 ・「学び合い」「考える力」「表現する力」のイメージ化と指導の具体化 |
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(3) 学習指導要領移行期に対応した取り組み ○移行内容の確認、徹底 ・カリキュラムデザインの活用と23年度版の作成 ・「総合的な学習の時間」の整理・充実、 「外国語活動」の研修と条件整備 |
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5 研究の方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(1) 研究主題や児童の実態から各教科研究主題、個人テーマを決めて、教師一人ひとりが取り組む ・具体的な指導内容と指導方法として,どんなテーマのもとにどんな工夫を実践したのか また、指導の結果、どんな子どもの姿が見られたのかなどについて実践交流し、学び合う。 ・研究授業を通して、共通実践課題についての取り組みを検証する。 |
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(2) 学校生活,行事等での子どもの言動をとらえた検証 ・学級会、集会等で学び合っている姿(表現の仕方、聴き方、考えている姿など) |
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6 研究の検証 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(1) 年間を通して、「めざす子どもの姿」を各部で話し合い、単位時間ごとに具体化し、それがどんな 場面で見られたのか(見られるべきだったのか)を記録する。 |
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(2) 全国標準学力テスト(1〜3年)、県学習状況調査(4〜6年)、全国学習状況調査(6年)等により 「思考力」を問う問題の設定通過率をクリアした割合を昨年度と比較する。 |
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■学習状況調査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 全国学力・学習状況調査(平成22年度)の結果を生かして ■ 家庭学習の習慣を身につけよう(調査) ■ 学習指導の自己評価(教師による中間評価) ■ 学習アンケート(児童の中間評価) ■ 全国学力・学習状況調査(平成21年度)の結果を生かして ■ 全国学力・学習状況調査(平成20年度)の結果を生かして |
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