大仙市立西仙北東中学校
 学校通信 
2011.12.9 
No.31

 
PTA研修会 石垣政和氏来校
 
 今年度のPTA研修会が12月7日に,アナウンサーの石垣政和氏をお呼びし,パネルディスカッション「どんな大人になりたい?どんな大人になって欲しい?」というテーマで行われました。(○数字は学年です。)
 パネラーは,嵯峨昌洋さん@,戸島璃来さんA,阿部園子さんB,保護者からは,飯村留里子さん(あすかさん@),進藤一佳さん(愛可さんA),小笠原英登さん(竣さんB)の6人でした。
 各学年の保護者,各20〜30人ほど参加していただきました。
 PTA研修部の佐々木智弘さん(貴弘さんB)の司会でパネラーの紹介と石垣政和さんが紹介されました。田口直子さん(咲月さんA)が,石垣政和さんの詳しい紹介をしてくれました。
 
 石垣さんは,羽後町出身の50歳,テレビやラジオのアナウンサーで,少し前までは,「クボタ民謡お国巡り」,現在もFM放送「Forever Young」で活躍中です。最近では,柳葉さんと「GIBAちゃんとGOLFへGO!」の司会などもしております。
 
 紹介後,早速,コーディネーター石垣政和さんにマイクが渡されました。
 石垣さんは,まずは自己紹介をしてくれました。
「こんにちは。君たちは1996年くらいに生まれたんだよね。僕はそのころ,毎日夕方30分間『なんでもアリーナ』という中・高校生向けの番組をしていたんです。その頃は,街を歩くと『あっ,何でもアリーナの石垣さんだ』と言われたのですが,最近は,ラジオがメインで,コマーシャルの『全中模試!』に出ているせいか,『あ!全中模試!』と右腕を直角に曲げて指されることが多いです。でも,全中模試!のコマーシャルで腕なんか曲げていないんですよ。腕を直角に曲げているのは,塾のコマーシャルなんですね。イメージというのは,怖いモノで,そのコマーシャルが合体されて,頭に刻まれているんですね」
「さて,今日は,まずはパネラーを紹介します」「次に,パネラーの皆さんが予定したテーマに対する考えを僕が読みます。」
 嵯峨君,と言って嵯峨君が,家業である農業を継いで,保育士として仕事をしながら,地産地消で野菜を育て,それを売りたい。そして,老後はゆっくり年金生活をしたい,という考えを紹介しました。やり取りは次のようです。
 
「嵯峨君,どんな野菜が好きなの?」
「キュウリです。」
「どうしてキュウリなの?」
「漬け物にして売ります。」
「そうかあ,漬け物かあ。売るときは,もっと元気よく売らなきゃ,素材の価値が半減するよ。『このキュウリ,うめっすよ〜。買ってみてください!』っていうようにね」
 次に,璃来君の考えを読みますね,と言って,璃来君の文章を読みました。
「自分の夢は何だろうと思っていたが,後期中間テストの英語で,将来なりたいものについて,英語で答えなさい,という質問が出た。一生懸命考えて,わからなかったので,A nice face man
と書いた。家に帰ってからも考えた。風呂に入っても考えた。でも,将来の夢はわからなかった。と思っていたところに,テストが返ってきた。国語は最悪だったが,英語はなかなかだった。そこで,僕には英語を生かした仕事がいいのではないかと気がついた。」
 石垣さんがA nice face manって?と聞いたら,「イケメンです。」と璃来さんが答えました。フロアーの橋大良さんAに「彼はどういう人?」と璃来さんのことを聞いたら「イケメンです。」と力強く答えてくれました。
 生徒最後の阿部園子さんの考えを紹介しました。園子さんは,自分の夢をまだ明確にはもっていないけれども,何事にも目標をもってまじめに取り組むことが大切である,ということを中学校2年生の職場体験の時に出会った弁護士の方から学びました。そのために,今学習をきちんと行いたいということでした。
 石垣さんが「将来の夢はまだっていうのだけれども,何かになりたいとしたら何?」と聞くと園子さんは「公務員です。」と答えてくれました。「公務員か,おれの親父もよく言ったねえ。『マサカズィ(秋田弁で),公務員えど〜。生活安定しているしよ〜。なるんだば公務員だあ〜』って。
 保護者のパネラーにも同様にお考えを読んで質問しました。
 飯村さんは「つぶしのきく人間になれ」とおじいさんに言われたこと,進藤さんは,みんなが幸せになる社会を望んでいること,そして小笠原さんは,公務員になれと言われたが現在の仕事が天職と思って仕事を一生懸命がんばっている,と紹介してくれました。
 フロアーに降りて,野球部員を中心に感想を聞いたり,自分が野球部出身で昨日,巨人の原監督と対談した話などを紹介してくれました。
 最後に,パネラーの6人から感想を引き出し,終わりとなりました。
 
 石垣さんの生徒への接し方は巧みで,「何になりたいの?」」「秘密〜〜」と言われると「今日会ったばかりの知らないおじさんには教えられないってが!」と場を笑わせたり,「『家族の絆』とか『故郷を愛しています』なんて簡単に使わないで欲しい。お父さん,お母さんの何がわかっているの?故郷の何がわかっているの?そういうものを見つめて実態がわかってから,こういう言葉を使って欲しい」と真剣に訴える場面もありました。
 夢をもつことは,難しいけれど,「悩んでもいい」ということを大人の意見を聞いて,これから考えていきたいという園子さんの感想がありました。また,石垣さんがフロアーに聞いて歩いたときに,野球部の目標は?『全県優勝です!』と力強く答えてくれた2年生のように,「みんな,夢,夢というけれど,もっと身近なところに夢はあるんじゃないの。そしてそれでも夢になるんだと思うよ」とお話ししてくれました。
 石垣さんは,まとめに次のことを話してくれました。
 チャンスは誰がくれるのか,野球部だったら監督ですよ,だから今,与えられたことができない人が将来できるはずがないですね,私は,「はい,できます」の何でも引き受ける石垣でした。そうすると,いつの間にか仕事をもらえるんですね。イチローは3割バッターですが,打てない7割が大事なんです。プロバスケットボールのスリーポイントだって,2本に1本ははずすんだよ。そのはずしたときが大切なんだ。みんな自分の責任で行うんだ。何かをして誰が悪いんじゃあない。自分の責任だよ。話し合いっていうのは,自分がしゃべって相手から返ってこないと伝わっていないことなんだ。だから,必ず,自分の思うところを伝えあわなければいけない。
 最後にPTA会長進藤裕美様より謝辞がありました。
 90分の石垣ステージでしたが,あっという間に過ぎてしまったドラマという感じでした。PTA研修部の皆様,ありがとうございました。
 
修学旅行,ペンション村からお返事
 
 修学旅行で滞在したペンション村のオーナーから手紙が来ました。紹介します。
 
ヴェンティ チェロ 川島 滋 様
 千尋(伊藤)さん,優花さん,陸くん,千尋(齋藤)さん,美喜さん,大良くん,燎くん,こんにちは!皆さんから手紙をいただき嬉しかったです。
 修学旅行は楽しかったですか?山梨は楽しかったですか?ヴェンティチェロでは楽しめましたか?私は7名の皆さんと会えたことを心から嬉しく思っています。「ふれあいタイム」楽しかったですね。今度は私が秋田県大仙市に行ってみたいです。教えてもらった「綱引き祭」見てみたいです。またいつかお会いしましょう。
 
ペンションステップハウス一同 様
  富士山にも雪がだいぶ積もり山中湖も寒くなりました。先日はステップハウスをご利用いただきありがとうございました。また,生徒さんから,おみやげをいただき,さらに御礼のハガキをいただき感謝しています。皆さんとても明るく素直な方ばかりでこちらも楽しくアキタの行事のお話を聞くことができました。皆さんにもよろこんでいただけた様でうれしいです。おハガキをいただいた生徒さん達によろしくお伝えください。又,機会がありましたら富士山を見にいらして下さい。ありがとうございました。
※ この他にも手紙が来ました。次回紹介いたします。