大仙市立西仙北東中学校
 学校通信 
2011.12.1 
No.30

 
生徒会テーマ集会行われる

 11月29日6校時に,新生徒会執行部並びに2年部学年生徒会による「テーマ集会」が行われました。
 はじめに,閉校に関する学年別のアンケート結果が公表されました。
 アンケートの内容は「閉校をすることについて関心があるか」「関心があることの理由」「新しい学校をどんな学校にしてほしいか」などでした。学年の数値が出てくると,特に3年生からは,「驚き」あるいは「納得」の「お〜」という声が上がりました。
 次に,学級対抗学校クイズを全校で行いました。
 5問あり,3択でした。
(1) ひまわりパネルの数は何枚か。
(2) 本校勤務年数の一番長い職員は誰か。
(3) 現在の本校の全校生徒数は何人か。
(4) 現在の校長先生は,何代目か。
(5) 東中学校は開校18年目であるが,西中学校は何年目か。  
答え (1) 330枚 (2) 靖子さん(9年目)
   (3) 153名 (4) 6代目
   (5) 28年目 

 このクイズに全問正解したのは3Aでした。
次に,本校10周年記念ビデオを鑑賞しました。
「いじめ撲滅集会」の様子や,ひまわりができるまで,そして部活動の栄光について作成されたビデオです。特に,部活動の栄光については,全員が真剣に先輩たちの姿を見ていました。
 最後に,本校1期生の菅原広美さん(土川小出身)から,統合当時の講話をいただきました。
菅原さんは現在もテナーサックスを演奏する大曲吹奏楽団の団員として社会活動を行っています。勤務先は協和で,建築関係のパソコン業務を行っているということでした。
 菅原さんからは,統合に際してどのような気持ちで臨んだのか紹介がありました。出身校の土川中学校は,現在の土川小学校の向かいにありました。土川中と刈和野中では,統合にあたり,一緒の行事を行ったそうです。また,土川中では,全員で閉校記念の文集を作成し,全員で校舎の絵を描き,その絵の写真を,文集に一番前に貼り付けて,思い出としたそうです。菅原さんは,その文集と絵の写真を見せてくれました。
 統合してからは,自分たち3年生だけが,女子はセーラー服(刈和野中)と襟無しブレザー(土川中)の混じった学年になったが,1・2年生は現在の新しいブレザーの制服だったと紹介してくれました。3年生女子は,お互いの制服がどんなものか,休み時間に制服を取りかえっこして着てみたりもしたということです。
 菅原さんは,1学級という学校から複数学級のある学校へ統合したために,このことにとても関心が及び,他の学級に負けられない素晴らしい学級を作ろうとみんなでがんばった,という思い出も話してくれました。
 
 新生徒会初めての集会でしたが,内容,構成共に生徒を惹きつけるものとなりました。新生徒会執行部には,今の3年生の生徒会執行部の精神を引き継ぎ,活力ある生徒会を作っていこうとする気概(きがい:困難にくじけない強い意志・気性)
を感じました。
 
1年生授業研究会

  11月22日に,校外から指導主事の先生をお呼びして,校内授業研究会が1年生で行われました。
 1年A組は杉山剛先生の理科,1年B組は,齋藤佳子先生の国語でした。
 私は,主として1年B組の授業を参観しました。
 国語のめあては「昔の人のものの見方・考え方を現代と比較して考えよう」で,課題は「(竹取物語の)作者はどんな人だろうか,女性か男性か」でした。
 最初に,教科書にある竹取物語の出だしの部分を全員で暗唱しました。ほとんどの生徒が暗唱合格をいただいたそうです。
 次に,齋藤先生が,根拠を述べて,竹取物語の作者を予想してみよう,と話されました。勘ではなく,根拠を述べることが大切です,ということを強調されました。
 課題がわかった生徒たちは,最初に自分で,色の付いた付箋(ふせん)をもらい,それに男性だったら,この理由,女性だったらこの理由,と書いていきました。つぎに,4人グループになって,自分たちの考えを述べ合ったり,どうしてそのように思うのか,教科書や事前に学習した資料の中から,その箇所を示して話していました。グループの中で出た意見を少し紹介します。

「5人の貴公子の位を下にして,自分たちの立場を上にしているから,女性だと思う」
「かぐや姫の気持ちを書いているところなど,女性でないと細かいところがわからない,から女性だと思う」
「帝の求婚を断るということは反逆罪だ。男の気持ちがわかっている書き方だから,男性だと思う」
「汚い世の中を見ることができるのは女性だから,女性だ」
「腹黒いことを書けるのも女性だ」

 全体の話し合いの場でも,それぞれの立場で意見の交換がありました。
 
 授業後,先生たちで研究会が行われました。参観の先生方から次のような感想がありました。
・中学校で古典の授業を見ることが無かったが,難しい課題を深く考えているなあと思った。中学校1年生の古典ではあるが,現代までも通じているものがあることを感じた。生徒たちは,長い時間,グループ討議をよくやった。
・各グループでの話し合いを聞いていると,ストーリーを押さえているなあ,歴史的事項をきちんと生徒が把握しているのに驚いた。
・生徒たちは,先生の竹取物語に関する他の資料もたくさんいただき,大変良く物語の中味について理解をしていると感じた。そうでなければ,話し合いの中でいろいろな事柄について簡単に話したり,うなづいたりできない。生徒がとてもよく物語を読み込んでいるのを感じた。
 
 担当の齋藤先生からは,土川小学校では,「平家物語」や「枕草子」などについても暗唱してきているので,竹取物語を暗唱するのはそんなに抵抗がなかったし,古典とはいえ,とても興味深く,この物語を読んでくれた,とお話ししていました。
 1Bの生徒たちの語彙(ごい)の豊富さ,そして大人の言葉についても簡単に使っている態度についても感心しました。

 1年A組では,「身のまわりの物質とその性質」の中の「物体の密度を調べることで物体を見分ける方法を考え,物体が何でできているか推測することができる」をねらいに学習しました。
 最初に密度の求め方,体積を測る方法,を学び,次に,ナット,ボルト,球,円柱の重さと体積を調べました。
 指導主事の先生から感想を聞いたら,発表は積極的でノートに結果をきちんと書くなどよかった,とお話ししていました。

本校では,「学び合い」を学習の中に取り入れています。まずは,隣の人に「これはどういうこと?」と聞くことができる勇気と主体性をもたせること,そして,友達の考えを聞くこと,これを重点的に行っています。

◎ 第60回秋田県発明展(○は学年)
奨励賞 渡辺 旬@「雨完全ガード傘」
◎ 大曲児童生徒美術展(○は学年)
入選 田口瑞希@,佐々木舞@,戸嶋果歩@,橋大良A,加藤彗飛A,佐々木理菜B,本間千尋B
◎ 第52回秋田県児童生徒美術展
  入選 佐々木舞@
◎ 平成23年度 草g杯バレーボール大会
予選リーグ
 西仙北東0(19-25,17-25)2仙北
西仙北東0(10-25, 8-25)2仙南

12月の行事

03(土)数学検定,角館南高校招待バレーボール大会
05(月)児童生徒県南美術展~1/29
07(水)PTA研修会〜石垣政和氏来校「生徒と保護者のパネルディスカッション」
08(木)県学習状況調査(1・2年)3年実力テスト
19(月)専門委員会
20(火)2年生東西中学校合同実力テスト
21(水)中央委員会
23(金)天皇誕生日
24(土)クリスマスコンサート(土川公民館)
26(月)冬季休業〜1/13,3年学習相談
27(火)3年学習相談