大仙市立西仙北東中学校
 学校通信 
2011.11.21 
No.29

 
修学旅行に行って参りました
 
 2年生49名と東京方面の修学旅行に行って参りました。3日間快晴で,何よりも素晴らしい時間となりました。その一端をお伝えします。
 
□第1日目 11月16日(水)
 秋田は初雪、しかし東京に着くと天気予報通り快晴で温かかったです。田沢湖を過ぎてお約束のおやつタイム、思い思いの菓子をパクパクでした。仙台駅をすぎ、11時30分に昼食を頂き、1時には上野に到着しました。上野公園入口のビッグパンダ前に整列し、班別行動の簡単な説明と浜松町貿易センタービルに5時集合を確認してそれぞれの場所に向かいました。
 山の手線に乗る班は、まず切符の買い方を学習しました。ところが自動券売機にお金を払ったのでその切符をバッグにしまった生徒もおり、「改札で切符を出すんだ〜?!」と再度切符を出していました。
 原宿・渋谷方面が多く、竹下通りや渋谷109で買い物をしてきた生徒もいました。
 上野方面では国立科学博物館や上野動物園でパンダを見てきた班もいました。
 秋葉原方面はびっくりドンキーでぬいぐるみを買ってきた生徒もいました。
 全ての班が約束通り5時までに貿易センタービルに到着し,地下のレストラン街で夕食を取りました。6時に再度集合し、劇団四季劇場まで歩きました。歩く方向の背中に見える,夕暮れの中に浮かんでいるような東京タワーは堂々としており、写真に収めた生徒もいました。
 ライオンキングは、始まりと同時に、ヒヒ役の女性がアフリカ語で甲高いホールに響く声で歌いあげます。その声に合わせて,動物たちが色々な場所からステージに向かって歩きます。大きな像、キリンが出て来ると小学生は歓声をあげます。昨年吹奏楽部がライオンキングを演奏しましたが、吹奏楽部員は本物のミュージカル「ライオンキング」を見て、感動の嵐でした。 午後8時前に20分間の休憩をはさみ,3時間という長時間でしたが、その長さを感じさせない上演でした。 終演後、山の手線で品川駅に到着し、品川プリンスに向かいました。部屋の鍵をもらい、それぞれの部屋で就寝となりました。
□第2日目 11月17日(木)
 7時に品川プリンス4階にある中華レストラン「孫悟空」に集まりバイキング朝食を取りました。礼儀正しく料理を取るのに一列になって並ぶ生徒の姿には感心しました。
 朝食後、品川プリンスホテルイーストタワーからバスに乗り、都内を通り、中央自動車道で一路山梨県河口湖を目指しました。
 10時過ぎに青木ヶ原にある鳴沢氷穴の探索班21名が降り、もう一つの班は河口湖畔にある体験工房でおりました。
 鳴沢氷穴は寒くて150mの距離を屈んで歩きました。
 体験工房は、とんぼ玉、シルバーアクセサリー、キャンドル、サンドブラストの4部門でした。
 とんぼ玉では、自分の好きな色のガラスとその色に模様となる色ガラス2本を選びます。まず、最初に選んだ太いガラス棒をバーナーであぶり、玉の元を作ります。熱してドロドロになったガラスを細い心棒に巻き付けます。巻き付けたガラスが球になるように回します。その球ができたら次にその球の上に細い2本のガラスを巻き付けます。平らになるまで均等に回し、最後にキリのような鋭利な道具で球の真ん中に穴を開けるようにして回すとハートの形ができます。これで出来上がりで、球を30分冷まします。世界で一つのとんぼ玉が生まれました。
 シルバーアクセサリーは最初に,土台の型を選びます。次に刻む文字を選びます。Honest(正直)やespoir(フランス語で「希望」)などです。点刻キットで打ち込んでいきます。出来たら磨いて終わりです。
 キャンドルは、コップの中に砂や貝殻、様々な置物を入れます。最後に蝋(ろう)を入れて、冷まして出来上がりです。
 サンドブラストはコップに絵を描いたシールを貼り付け、その貼り付けた絵をカッターナイフで切り取ります。絵を切り取ったコップに砂をかけて熱するとその部分だけがすりガラスのようになります。コップを冷ましてから枠になったシールをはがして出来上がりです。
 体験工房の28人全員が世界に一つしかない自分だけの作品を完成させました。
 その後、河口湖から見える富士山を眺めました。バスが到着し、いよいよ絶叫マシーンが多数ある富士急ハイランドに午後1時頃に着きました。最初に全体集合写真をとりました。それから思い思いの乗り物に乗りました。富士急ハイランドは広大な土地に、温泉や美術館までも備えた日本を代表するアミューズメントパークでした。
 絶叫系マシーンの名のとおり、発射後に、レールを走る音とともに絶叫が毎回園内に響き渡りました。たっぷりとスリルを味わった後は、お土産買いでした。生徒たちは売り場をくまなく歩き回り,家族や先輩・後輩へのお土産を探していました。
 富士急ハイランドを午後4時40分に出て、その日宿泊する山中湖ペンション村に向かいました。湖畔の駐車場に午後5時を少し過ぎた頃に到着し、早い夕暮れの中で富士山をバックに学級写真撮影をしました。そして佐々木千紘さん司会による入村式を行いました。生徒代表の斎藤葵さんから「一泊の短い時間ですが宜しくお願いいたします」と挨拶があり7つのペンションを代表してシルバースプレーの木全さんから、こちらこそよろしく、の歓迎の言葉を頂きました。
 式が終わってから、ペンションの車とバスに分乗し、それぞれのペンションに向かいました。ペンションでの夕食は午後7時から洋風フルコースで、スープ、前菜、お魚料理、お肉料理、デザートにコーヒーか紅茶と一流レストラン並でした。食後、8時半頃から、各ペンションのオーナーと生徒たちによる語らいが催されました。一人一人がオーナーの質問に答えます。名前や、兄弟姉妹、部活、夢、今頑張りたいこと、そして最後に秋田県の行事について質問がありました。
「竿燈祭ってどんなお祭り?」
「提灯がたくさん付いたのぼりみたいなのを腰やオデコにあててバランスをとる競技です」
「ドンパン祭ってどんなお祭り?」
「歌のどんどんパンパンどどパンパン、に関したお祭りです」
「ア〜、その歌だったら知っています」や
「いぬっこ祭」「『かまくら』は知っているけれど『ひぶりかまくら』って?」や「アメッコ市」など、生徒たちが作った資料から秋田の行事についてやりとりがありました。その後,7つのペンションではオーナーさんの工夫で,卓球をやったりゲームをやって罰ゲームで盛り上がったりなど楽しい夜を過ごしたそうです。
 私たち引率班がすべてのペンションを巡回しましたが,生徒たちは元気で,ペンションもヘンゼルとグレーテルに出てくるお菓子の家のように、可愛く室内の作りも魅力的でした。
□第3日目 11月18日(金)
 午前7時40分、各ペンションで朝食を終え、全員元気に戻って来ました。送って頂いた7人のオーナーさんに感謝の言葉を述べ、バスで東京に向かいました。高速に乗る途中で富士山撮影絶好ポイントで学級写真を取りました。
 山中湖から東京へ向かう際に,自動車道で3件の自動車事故があり,渋滞したため時間通りに戻ることが出来ずに,国会議事堂見学をキャンセルしました。スカイツリーのある浅草へ直接入りました。
 自由散策の前に雷門で学級写真を撮りました。あまりの人の群れにたじろいでしまいましたが,他の観光客は私たちが学級写真を撮影しようと並んだら,その場所を空けてくれました。
 1時間10分の自由散策で,生徒たちは浅草寺をお参りしたり,最後のお土産を買いました。
再び、雷門の前に集合し,浅草ど真ん中にあるお店でてんぷら定食を食べて、バスで上野駅に向かいました。
 上野駅から新幹線こまちに乗り、大曲駅に到着、バスで中学校に到着しました。荷物をバスから降ろし,修学旅行委員の佐藤竜介さんと佐藤駿さんによる解散式を行い、修学旅行が終わりました。
 
 このたび,帰りの大曲から学校までの間,5人の保護者の皆様には,生徒の荷物を運ぶために,車を出していただき,誠にありがとうございました。
 
 
第三代西仙北東中学校長 渋谷孝勝(しぶやのりかつ)先生 ご逝去
 
 11月13日に渋谷孝勝校長先生がご逝去されました。65歳でした。
 渋谷校長先生は,平成13年から3年間本校の第三代目校長として在職されました。在職中に,開校10周年記念式典や,本校同窓会の立ち上げにご尽力されました。
 また,「いじめ追放集会」を「いじめ撲滅集会」に変え,「いじめは追放するのではなく,撲滅しなければならない」という意識を当時の生徒たちに働きかけました。
 心からのご冥福をお祈りいたします。