大仙市立西仙北東中学校
 学校通信 
2011.10.14 
No.23

 

後 期 始 業 式

 
 
 10月13日より後期が始まり,この日始業式が行われました。
 始業式では,生徒発表がありました。発表者は,1年生の後藤早葵さん,2年生の齊藤葵さん,3年生の阿部園子さんです。発表内容は後期の目標とがんばりたいことです。
 後藤さんは,後期バレーボールについて一生懸命取り組みたいこと,千畑駅伝でも頑張りたい,そして学習面でも努力していきたい,ということでした。
 齊藤さんは,学習面で,これといって得意な教科はないけれど,よい教科を更に伸ばしていきたいこと,部活動のバレーボールで更に努力していきたいこと,千畑駅伝で頑張りたいこと,修学旅行委員になっているので,2年生の最大行事である修学旅行を成功させるためにもがんばっていきたいと発表しました。
 阿部さんは,3月に控えた入試を見据え,そろそろ本気で学習面に取り組んでいかなければならないこと,部活動の吹奏楽では,たくさんの思い出を作ることができ,11月6日には,その集大成でもある第3回定期演奏会を開催して,部活動を終えることについて発表しました。
 後藤さんは原稿なしで,齊藤さんや阿部さんも原稿はありましたが,確認の意味で少し見る程度でした。
 
 式辞では次のことをお話ししました。
 
 皆さんの発表を前期の終業式と後期の始業式で聞きましたが,どの発表者もほとんど原稿を見ることなく発表できました。とても素晴らしいことです。これは,生徒会執行部が今年から企画した水曜日朝集会の成果ではないかと思います。
 本日は,二つのことについてお話しします。
 一つは,校長室に清掃に来る3年生が,昨年もそうでしたが,私に「どうして学校の先生になろうとしたんですか?」という質問をしてくることです。私は,そのとき,次のように話しました。
 私の父が教員をしていたのですが,途中で止めて農業をやりました。そんな父の思いを受け継ぎ,教員になってみたいと思いました。
 私の髪を見てください。昨日理髪店に行ってカットしてきました。カットしてくれたのは,教え子です。その教え子に,「どうして理美容に進んだの?」と聞きました。その教え子は「高校を出るときに,友達がそちらに進むと言ったので,自分も興味があったので,山野愛子美容専門学校に進みました」と答えてくれました。私は「働いていることで辛いこととかない?」と聞いたら,「修業時代は,朝早くて夜遅かったので,それが辛かったです。でも,今は,結婚して子どももいるし,とりあえず仕事を一生懸命やって家にお金を持って帰らなければならないので,辛いとかそういうことは感じません」と答えてくれました。
 今年3年生は,進路講話集会で社会人の先輩からお話を聞く機会を設けています。そして,今年は,1・2・3年生すべてが職場体験をしています。このような体験を積んだことで,皆さんの成長がとてもよくなりました。特に,1年生の中学校生活における態度が立派になってきました。2・3年生は元々中学生らしい態度でしたが。
 もう一つは,ある中学生のお話です。
 ある学校で,学校を時々休んだり,学校に出てきても,先生のいうことを聞かなかったり,反抗的な態度を取ったり,勉強をしない生徒がいました。担任の先生が「なんで君はそういう態度なんだ。」と聞きました。するとその生徒は「だって,こんな社会でまじめにやっていったって馬鹿臭い。」と答えました。
 ところが,ある日,その生徒が黙々と学習に取り組むようになったのです。どういう心境の変化か,担任の先生に尋ねたところ,次のように答えてくれました。
 「あの生徒には次のように言いました。『もし,君が社会に対して不満や文句を言いたいのだったら,今勉強していなければ,将来何も言うことができなくなるぞ』と。」
 この生徒がその後どうなったかは,わかりませんが,いずれどんなときでも学習を続けなければ,社会の片隅に置かれていってしまう,ということなのです。皆さんのよいところを後期に十分出し切って,学習に,いろんなことに全力で向かっていきましょう。
 
栄光の軌跡
 
◎ 第46回大曲仙北児童生徒理科研究発表会
 9月29日(木)に大曲中学校多目的ホールで行われた標記大会で,すべて優秀賞を受賞しました。(○数字は学年)
・「細菌の寒天培養」
 齋藤諒B,簗芳洋B,藤川稜也A,
 嵯峨昌洋@
・「津波の実験」
 藤川由菜B,進藤亜矢子B,
 戸嶋雄太朗A,上村憲太A,伊藤優輔@
・「色と温まり方の関係」
 伊藤健太B,佐原一輝A,渡部拓海A,
 佐々木勇太@,阿部倫己@
・「臭いの強い食品で,カビを防ぐことは出来るのか」
 渡部達也B,加藤健也A,伊藤拓海A,
 渡辺旬@ 
◎ 第23回黒森山健康マラソン大会(10/10)
  中学生男子の部 2位 田村俊介A
◎ 第57回青少年読書感想文全国コンクール大曲仙北審査
  自由読書 三席 伊藤悠貴@
       入選 加藤大輔B
 
第7回美郷町中学校新人駅伝競走大会 第4回美郷町中学校新人女子駅伝競走大会
 
 10月19日(水),標記大会が美郷町で行われます。これは,新人チームにとって来年の田沢湖一周駅伝競走大会を占う大事な大会となります。出場選手は次の通りです。・男子の部
 熊谷勇地A,田村俊介A,佐藤竜介A, 戸島璃来A,戸島燎A,伊藤智也A,
 菅原健也@,福田伊織@,橋颯矢@, 齊藤勇士@
・女子の部
 正木紗捺A,進藤愛可A,齊藤葵A,
 豊巻栞A,伊藤千尋A,田口咲月A,
 小松瑠香@,後藤早葵@,鈴木里歩@, 嵯峨あかり@
 
大仙警察署から「振り込め詐欺(さぎ)ニュース」
 
 大仙市校長会が開催され,大仙警察署から各家庭に呼びかけてほしいと要請がありましたので,「振り込め詐欺」のニュースをお届けします。

【医療費払戻し名目の還付金等詐欺事件の連続発生について】(No.10)
 秋田市内において,9月30日から10月4日にかけて医療費の払戻しを理由に現金をだまし取る振り込め詐欺事件が,5件発生(うち未遂2件)しております。
 その手口は,次のとおりです。

 被害者宅に秋田市役所の福祉課職員を名乗る男から「医療費の控除があり,還付の期限が迫っています。近くのATMに行ってください。」等と電話があり,被害者は,指示通り,近所の大型スーパー併設の無人ATMコーナーに向かいました。
 ATMコーナーに到着後,相手に電話をし,その指示に従ってATMを操作しました。その後,被害者の口座を確認したところ,払戻しを受けるつもりが,犯人の口座に現金を振り込んでいたことに気がついたものです。
 他にも同様の手口で,社会保険センターや社会福祉協議会の職員をかたっての振り込め詐欺事案が数件発生しております。
 「還付金があるから,ATMに行け。」は振り込め詐欺の手口です。
 このような電話がかかってきた場合は,相手の言葉をすぐ信用せず,一旦電話を切ってから,電話帳に記載された団体機関に電話をかけて確認するか,警察に相談しましょう。

 
 詐欺にあった人は,4万円の還付金のために100万円ほどを振り込んだそうです。
 大仙警察署では,依然として「オレオレ詐欺」が多く,子どもたちを指導して,その父母,その祖父母へと家族の絆から詐欺被害を防ごうとしているそうです。変な電話には「確認」が大事です。