大仙市立西仙北東中学校
 学校通信 
2011.7.7 
No.13

 
1年生職場訪問 2年生職場体験
 
 今年度の秋田県教育委員会「学校教育の指針」にある「学校教育共通実戦課題」は次のようになっています。
 
ふるさと教育の推進
−心の教育の充実・発展を目指して−
校種間を貫くキャリア教育の視点を重視したふるさと教育の一層の充実
 
 キャリア教育に重点を入れている本校は,7月19日〜21日の3日間,2年生が地域にある企業・事業所への職場体験を,そして1年生が,7月20日〜21日の宿泊を伴う体験活動をしながら秋田市で職場訪問をします。
 1年生は50人が10班に分かれて,職場訪問と社会施設訪問を行います。職場訪問先は次の通りです。
 
1班 株式会社ダイワハウス秋田支店
2班 松野どうぶつ病院
3班 さきがけ印刷センター
4班 ABS秋田放送
5班 日本銀行秋田支店
6班 秋田洋菓子 多恵&要蔵 
7班 ゆであげパスタ&ピザ ラ・パウザ秋田駅前店8班 秋田市民市場
9班 秋田市通町商店街 振興組合
10班 秋田県警察本部
 
 社会施設訪問は次の各所です。
 
・秋田県立美術館平野政吉美術館
・自然科学学習館
・秋田県立子ども博物館
・佐竹資料館(千秋公園)
・赤レンガ郷土館
・民俗芸能伝承館
・あきた文学資料館
・千秋美術館
 
 また,2年生は,次の,企業・事業所等18カ所に分散して,職場体験を行います。
 
1 よしだ文具(2名)
2 花のこんの(2名)
3 西仙北薬局(2名)
4 マックスヴァリュー刈和野店(3名)
5 ファミリーマート西仙北SA店(2名)
6 みずこしのさと(2名)
7 ユメリア(2名)
8 道の駅(神岡)(2名)
9 オンワードエース(2名)
10 協和精密工業(2名)
11 斎忠自動車(2名)
12 ササキ自動車板金(2名)
13 JA土川SS(2名)
14 大曲消防署西仙北分署(2名)
15 大仙市役所西仙北支所市民サービス課(2名)
16 西仙北図書館(2名)
17 刈和野保育園(10名)
18 土川小学校(7名)
 
 この18カ所の職場に2年部主任古屋先生と7月5日にあいさつまわりに行ってきました。午後1時45分に出発し,午後4時45分まで,3時間かかりました。
 最初は,国道すぐ向かいの「ササキ自動車板金」さん。毎日のようにあの大きな看板を目にしていますが,いざ探すとなると,どこどこ?という感じでした。社長さんが不在で,名刺と依頼書を置いてきました。
 次に,「西仙北図書館」「西仙北薬局」,「花のこんの」さんに行きました。「花のこんの」さんの社長である池田さんは外回りで不在で,奥様が出て来られました。依頼の最後に,旦那様のことをお聞きしたら,古屋先生の仙北中学校勤務時代のときの教え子さんでした。どこで人が繋がっているのか,わからないものです。
 「吉田文具」「西仙北支所」「刈和野保育園」と続けて行きました。刈和野保育園では,あいさつが終わって帰ろうとしたら,園長先生が古屋先生に「先生,昭和○○年生まれのO高校出身ではないですか」と聞いてきました。古屋先生は「そうですけど」と返答したら「私もO高校で,おそらく同学年だったでしょう。どこかで見た顔でしたから」と話されました。高校同期だったというのは,他の場面でもよくある話ですが,古屋先生は驚いていました。
 「マックスヴァリュー」に行ったら,正面向かって左側に「バドミントン春季秋田県大会アベック優勝おめでとう」の横断幕が,そして右側には「郡市総体優勝,野球部おめでとう」の横断幕が貼られていました。バドミントン部も野球部も,選手の名前が一人ずつ書かれてある,かなり立派なものでした。昨年は,「駅伝大会郡市5位,県大会初出場」「吹奏楽部東北大会出場」を大々的に横断幕にしていただきました。すべて,保護者の依頼で,マックスバリュー側も地域のためになることであれば,どんどん協力したいという意向でした。大変感謝申し上げます。
 雄物川の橋を越えて「オンワードエース」の服飾関係工場にあいさつに行きました。社長(代表取締役)の佐々木正信さんは不在でしたが,彼とは西仙北高校の学校評議員で隣の席でお話ししています。企業方針が明確で,今回の節電に関しても積極的な方向を出していました。たとえば,暑さ対策としては,水を欠かさない配慮,1時間に1回は休憩をとり,脱水症状を防ぎたいなどでした。真夏にエアコン無しで作業するのは大変なことだろうと予測されます。
 この後,高速インターチェンジにあるファミリーマートに向かいました。が,入り口が分からずに,ナビの通りに動いたら,高速道路に入ってしまいました。そこは,高速道路のパーキングでした。店長さんにあいさつをして,「実は高速道路に入ったのですが,どうやったら帰ることができるでしょうか。いつもはどうやって来るのでしょう?」と聞きました。「普通は,後ろから入ることができるのですが,もしも,間違いでしたら,たぶん出口でインターホーンに向かって言えば,バーを開けてくれると思います」と教えてくれたので,そのまま出口に向かいました。ETCのカードを入れているのにもかかわらず,バーは開きませんでした。インターホーンから「ETCのカード,入っていますか?」と聞かれたので「カードは入っているのですが,間違って入ってきたので,すみません」と答えたら「はい,いま開けます」と言って,バーを開けてくれました。パーキングから出て,今一度ファミリーマートの入り口の場所を確認しなければと思い,今度はインターチェンジに入らず,そのまま直進したら,橋を渡ったところに,ファミリーマートの看板があり,そこを右折して,ファミリーマートの裏側に着くことができました。車は高速のパーキングには入ることができませんが,人は車を降りて,裏側から前に来ることができました。大変学習しました。
 この後,「斎忠自動車」「神岡道の駅」に行き,「大曲消防署西仙北分署」「ユメリア」を経由して土川方面に向かいました。土川大野の「協和精密工業」には昨年度本校卒業生のお母さんが応対に出てくれて,工場長さんが,私たちに何を作っているのか説明をしてくれました。主として金属加工を行っており,ペットボトルの型や化粧品のキャップ部分の型,おもしろいところでは紙コップの底を貼り付けるための円盤等がありました。昨年度の体験では文鎮を作らせた,というお話もありました。ものづくりの工場であり,深く学習しました。
 「JA土川SS」「みずこしのさと」に行き,最後は土川小学校にあいさつに行きました。
 今回,18カ所を回り次のことを感じました。
・緑のカーテンで節電対策をしているところがあったこと。
・昨年受け入れていただいたところでは,要領を得ており,今年も協力したい,という積極的な姿勢を見せていただいたこと。
 
 どの事業所担当者も,自社の誇りと仕事への意欲を非常に強く抱いておりました。同じ社会人として,学ぶべきところが多々あると感じた3時間でした。
 1年生は,職場訪問をして「将来の職業生活との関連の中で,今の学習の必要性や大切さを理解」したり,「将来に対する漠然とした夢や憧れ」を培うことになります。 2年生は,職場体験で「勤労の意義や働く人々の様々な思い」を理解するこになります。「職業とは何か」「働くとはどういうことか」を2年生の時期で体験してほしいと思います。
 
7月のPTA授業参観
 
 7月6日,PTA授業参観がありました。153名の生徒に対して,その保護者97名(延べ:約63.4%)に授業を参観していただきました。
 多目的ホールには,来年度からの新しい体育着の見本が並び,皆さんに投票いただきました。
 授業参観後は,学年部会が開催され,夏休みの生活,今後の学年行事について,説明・質疑応答がありました。
 


























統合小・中学校開校準備説明会
 
 7月6日午後6時,本校体育館で本校学区の方々対象の標記説明会が開催されました。およそ30名弱の方々がお集まりになり,教育委員会からの説明を聞き,質疑応答し,6時45分頃には終わりました。
 教育委員会からは,開校準備のスケジュールとスクールバス,制服,校歌校章等について説明がありました。
 質疑応答では,刈小の「児童クラブ設置の場所(学童保育)」「図書室の場所」「児童クラブ設置による不具合」等の質問がなされ,「児童クラブは体育館後方に設置」「図書室は現ランチルームへ」「児童クラブ設置後の不具合〜駐車場が狭くなる等〜よりも放課後児童クラブの充実を優先的に考慮して決定した」の返答がありました。