大仙市立西仙北東中学校
 学校通信
   2010.12.16 No.33

2年生の宿泊体験から
 
 11月11日No.28で標記の件についてお知らせしましたが、このほど全員のまとめが2Bの廊下に掲示されました。その中から紹介します。

 「秋田魁新報社本社を訪問して」
         2B 佐藤 湧三久
・新聞社で気をつけることは、字を間違えないようにするのはもちろんですが、たとえば、学者が何かの研究をしていれば、その学者のところに行き、この研究はなぜしているのか、他にやっていることは何か、などを聞いているそうです。
・新聞社の人達は〆切ぎりぎりまで記事を書くそうです。〆切10分前に記事ができていても、新しい記事が飛び込んでくると、1から全部記事を直すのではなく、新しい記事をなるべく最初にもってくるそうです。
・豆知識。印刷するときは、最初にアルミ缶に印刷してから行うそです。

「国際教養大学を見学して」
                  2B 岡田 美月
 日本人だけでなく外国人もいて、会話をしてみて、英語で質問されて最初は全くわからなかったけれど、だんだん質問内容を考え答えることができてよかったです。ふだん、外国人と英語を話すことがないので、話すことができてすごく楽しかったです。

「トップツアーを訪問して」
                  2A 嵯峨 彩華
☆ 依頼を受けたらバスやホテルなどを予約していることを知った。
Q1 人気の場所は?
A・ハワイ→のんびりできる。気候がいい。
 ・黒部(長野県の近く)→自然。
 ・京都。
 ・ヨーロッパ←オススメ。
Q2 一番高い金額の旅行先は?
A <世界一周>船の料金が高いから。
 部屋は「グランドスイート91日間」で、15,500,000。「スタンダードステート」で2,900,000円。利用する人が結構多い。
Q3 一番安い旅行先は?
A 仙台。ご飯なしで19,000円。
Q4 景色がきれいなところは?
A スイスのモンブラン(山)やヨーグフラオヨッホ(切り立った山)。
 


 
鈴木 英敬 氏 講演会から
 
 元経済産業省課長補佐(灘高校、東京大学卒)の鈴木英敬氏(現在自民党員、政治活動家36歳)の講演を聞く機会(12月10日の大曲仙北校長会)がありました。その中から氏の提案した「社会人基礎力」について紹介します。
 鈴木氏は講演会で弁舌さわやか、やる気まんまんの姿勢を見せてくれました。若年者のための就職支援センター「ジョブカフェ」をつくったり、「1円起業家」を育てようとしたり、経済産業省時代は活発に働きました。その中で自らが編み出した社会人基礎力とは「前に踏み出す力」Action、「考え抜く力」Thinking、「チームで働く力」Teamworkでした。
これらの具体的な内容は次のとおりです。
1 「前に踏み出す力」(アクション)」
 〜一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力〜
 実社会の仕事において、答えは一つに決まっておらず、試行錯誤しながら、失敗を恐れず、自ら、一歩前に踏み出す行動が求められる。
 失敗しても、他者と協力しながら、粘り強く取り組むことが求められる。
主体性:物事に進んで取り組む力
例)指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけ積極的に取り込む
働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
例)「やろうじゃないか」と呼びかけ目的に向かって周囲の人を動かしていく
実行力:目的を設定し確実に行動する力
例)言われたことをやるだけでなく自ら目標を設定し、失敗を恐れず行動に移し、粘り強く取り組む。
2 「考え抜く力」(シンキング)」
 〜疑問を持ち、考え抜く力〜
 物事を改善していくためには、常に問題意識をもち課題を発見することが求められる。その上で、その課題を解決するための方法やプロセスについて十分に納得いくまで考え抜くことが必要である。
課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
例)目標に向かって、自ら「ここに問題があり、解決が必要だ」と提案する。
計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
例)課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、「その中で最善のものは何か」を検討し、それに向けた準備をする。
創造力:新しい価値を生み出す力
例)既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決方法を考える。
3 「チームで働く力」(チームワーク)
 〜多様な人とともに、目標に向けて協力する力〜
 職場や地域社会等では、仕事の専門化や細分化が進展しており、個人として、また組織としての付加価値を創り出すためには、多様な人との協働が求められる。
 自分の意見を的確に伝え、意見や立場の異なるメンバーも尊重した上で、目標に向けともに協力することが必要である。
発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力例)自分の意見を分かりやすく整理した上で、相手に理解してもらうように的確に伝える。
傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
例)相手の話しやすい環境をつくり、適切なタイミングで質問するなど相手の意見を引き出す。
柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力
例)自分のルールややり方に固執するのではなく、相手の意見や立場を尊重し理解する。
情況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
例)チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすべきかを理解する。
規律性:社会のルールや人との約束を守る力例)状況に応じて、社会のルールに則って自らの発言や行動を適切に律する。
ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力
例)ストレスを感じることがあっても、成長の機会だとポジティブに捉えて肩の力を抜いて対応する。
 この他、最近読んでいる「ニーチェの言葉」なる本から好きな箇所を紹介しました。最後にカリスマ体育教師原田隆史氏の言葉「真面目、素直、一生懸命、超積極的」な若者を求める、若者にしたい、ということで終わりました。 
 

2A 授業研究会

 12月15日、本格的な雪が降りしきる日に、美術の授業研究会が3校時に行われました。
 指導者は渡部直子先生で、題材は「ペーパー☆トーイ」で、ねらいは「中間鑑賞会を通して、作品相互のよさや改善点を見つけ、さらによりよい作品づくりをしようとする」でした。
 これまでにグループもしくは個人で作成した作品をお互いに鑑賞し、その作品のよさやアドバイスを一つずつ書き込んでいくという授業でした。
 生徒たちは、紙の特性を生かした作品を数々作成し、ユニークで心温まる作品が多かったです。作品題は「人魚となまず」「ダーツ」「喫茶店」「人生ゲーム」「バースディーケーキ」「大阪城」「クラッカー」「プレゼント」「ねこ」「かご」など、感性をくすぐるものばかりでした。よさを一人一人が確認し、アドバイスにうなづく生徒もいました。楽しい豊かな一時間でした。