大仙市立西仙北東中学校
 学校通信
   2010.6.9 No.10

前期中間テスト終わる              
 
 寒暖の差が激しかった5月も終わり、6月もここに来て、やっと初夏らしい気候になりました。朝、廊下や教室の窓をあけると燃える緑とさわやかな風が教室にながれて来ます。

 さて、昨日は、今年度前期中間テストでした。1年生にとっては初めての大きなテストということで、緊張した一日だったと思います。

 4月に入学してからおよそ2ヶ月間、どれだけのことを1年生は学習したのでしょうか?1年生の中間テストの内容からのぞいてみたいと思います。
 
○ 1年国語

 「一」は、意味を書く問題です。

@ 心をうばわれる
A 仲たがい
B 衝動
C 秀麗
D 露出

 おそらく、授業で学習した事柄だと思います。C秀麗は、秋田県民歌にも出てきますね。

 「二」は、漢字の読みと書き取りです。
・読み
@ 背のび A 駆け寄る E 眺め
F 踏み出す G 振り返る L 視覚的な M 噴火 R 驚く
・書き取り
B ウチュウ C イッショウケンメイ
H ビルのジョウタン I ショウドウに駆られる J キョウジュンの意 K ユウチョウな話 N ケショウダイの絵
O イッシュンの出来事 P ビルのヘキメン Q キョリ

 「三」は話し言葉と書き言葉の説明の選択。

 「四」は、工藤直子さんの詩「おれはかまりき」を読んでの質問です。

 「五」は、杉みき子さんの文章からの問題です。

 「六」は「少し立ち止まって」という文章からの問題です。

 この四、五、六の文章について授業で学習しました。 

○ 1年社会

 「1」は「地球のすがた」についての問題で、地図上から当てはまる六大陸・三大洋の名前と場所や、面積や地球儀を答える問題などです。

 「2」は「地球の位置」について、地図を見て答える問題です。

 「3」は「時差」についての問題です。 地球は1回転します。1回転は360度なので、
 360÷(@ )(時間)=(A )(度)
となり、(A )(度)で1時間の時差がうまれることになります。

 ここでは、数学の問題みたいです。

 「4」は「地図の種類」についての問題です。絵を見て、図法や8方位、16方位で答える問題です。

 「5」は「世界のすがたとさまざまな地域」についての問題です。世界の数や海に囲まれている国、海に面していない国などを答える問題です。

 「6」は時事問題です。現在の首相の名前、宮崎県の「口蹄疫」問題、民主党の「○○手当」、サッカーワールドカップの開催地、27年前の5月26日の災害は、などです。

 社会は、日々の生活と直結していますので、新聞や学校内で起きた事柄をどれだけ印象として残っているか、が大事です。

○ 1年数学

 大問が14題あります。すべて「正負の数」についての問題です。
 気温の表し方、数直線に数を表す、整数、自然数、絶対値、数の大小、累乗、逆数、正負の数の加減乗除、文章題、分配法則、魔方陣などです。

 魔方陣は小学校でも学習していますが、負の数の入ったものは初めてです。

13 右の図の9つのマスに数を1つずつ入
れ、縦、横、斜めそれぞれの3つの数の和が6になるようにする。
ー2
 このとき、Aにあてはまる数をもとめなさい。
 
 この問題では、和が6なので、
C+6+1=6からC=ー1となり、今度は左縦に目をつけて、B=3となり、最後に横上に目をつけて、A=5となります。

 魔方陣を何度の解いたことがある人は、縦、横、斜めの和が6であることを知らなくてもAの答えを出すことができます。

 魔方陣は、真ん中のDを中心にして、向かい合う2つの数の和が等しくなります。

  6+(ー2)=4
  4+ E   =4(E=0)
  B+ 1   =4(B=3)
  C+ A   =4
また、Dの値は
 D=(6+(−2))÷2=2
で、出てきます。そうすると、一列の和が6とわかり、A=5が出てきます。
 また、魔方陣にはこの他にもおもしろい性質があり、

 (4+6)÷2=A
 (6+E)÷2=B
 (ー2+E)÷2=C
 (4+(−2))÷2=1

のように、4すみと他の2数の関係ができています。

 ですから、最低、A,B,Cの数字だけがわかると全ての数がわかることになります。この証明は中学2年生か3年生だったらできます。2・3年生の皆さんは、時間があったら、どうしてこういうことが起きるのか証明してみてください。
 
○ 1年理科

 大問7題です。
 「1」はレンズの反射に関する問題、「2」も光学台を使った問題、「3」「4」は音に関する問題、「5」「6」「7」は力の問題で、バネに関する問題です。
 
4 花火大会の会場から680mはなれた地点にいるAさんが花火を見た。Aさんは、花火が見えてから2秒後に花火の音を聞いた。
(1) 花火が見えてから音が聞こえるまでに少し時間がかかるのは、@ の速さが、Aの速さよりもはるかに遅いからである。
(2) 音が伝わる速さは、何m/秒か。
(3) 花火大会の会場から850mはなれた地点にいるBさんには、花火が見えてから何秒後に音が聞こえるか。
(4) Cさんは、花火が見えてから3秒後に花火の音を聞いた。Cさんは花火大会の会場から何mはなれた地点にいたか。
 
 担当の坂本先生から内容についてお聞きしたら、「今回の出題範囲は1年生なのに難しい部分で、平均はちょうど半分くらいになりそうだ」とお話してくれました。高校入試に直結する問題、更に社会に出ても利用できる問題の数々、授業での定着が望まれるところです。
 
○ 1年英語

 大問が14題で、A3裏表が2枚のテストです。

 「1」はリスニングです。絵の名前を聞いて答えたり、簡単なあいさつを聞き分けたり、アルファベットの発音と文字の確認などです。

 「2」「3」はアルファベットについての書き取りです。

 「4」〜「8」までは、授業で学習した英語を書く問題、「9」「10」は文章題、「11」〜「13」は空欄を埋める問題です。

 11.am,are,isの中から適する語を選んで、  に書きなさい。
 (1) I   Emi.
 (2) You   from Osaka.
 (3) This   Mr.Sato.He  from Japan. (4) This  Judy.She  my friend.
 (5) Ms.Green  my English teacher.  

 上の問題では、授業で3人グループになって役割演技をしているのを参観しました。このときの授業を熱心に行っていれば、すえべてわかる問題です。

 これらの問題を見ると、2ヶ月間に学習した内容がいかに深いものであるかわかります。
 
1週間のチェンジ マイケル先生来校     
 
 平和中学校が本務校で西仙北西中学校にも行っているALTのマイケル先生(27)歳が、今週、本校に勤務することになりました。

 授業では早速、自己紹介や自分が勤務していたカリフォルニアのディズニーランドが日本の5倍の大きさである、などとお話し、そのことに1年生はびっくりしていました。

 マイケル先生はオハイオ州(アメリカ)の出身で、自分の家の敷地は60haもあるそうです。趣味はギターとビデオゲームです。来年の夏までALTを続けるそうです