大仙市立西仙北東中学校
 学校通信
   2010.5.20 No.07

  
秋田県春季バレーボール大会惜敗
 
 5月15日(土)〜16日(日)に秋田市雄和の県営トレーニングセンターで、今年度の標記大会が開催されました。地区大会を勝ち抜いてきた25チームが集まり、熱い戦いが展開されました。
 本校の結果は次のとおりです。
 
             
 1回戦 西仙北東 2 (25ー9 25ー7) 1男鹿北
          
 2回戦 西仙北東 0 (18−25 13−25) 2 仁賀保
 
 初戦は、本校のサーブが決まり、相手のレシーブ態勢を崩しながら、アタックもかみ合い、勝つことができました。
 2回戦は、優勝候補の仁賀保中でしたが、1セット目、13点くらいまで、点数の取り合いになりました。しかしながら、そこから本校チームのレシーブを崩されるような相手アタックが続き、セットを奪われました。2セット目は、惜しいブロックやフェイントがありましたが、相手チームのレシーブ力とアタック力が勝り、連取されてしまいました。

 この後、仁賀保中学校が優勝したことを考えると、秋田県の中で現段階で一番強いチームと対戦した本校は、相手チームから学ぶことが多かったと思います。
 この試合から、日頃のサーブ練習がいかに大切であるか、そして、レシーブも相手の打球を予測し、そこに入ることができるかどうかなど、今後の練習で気をつけなければならないことが明確になった気がします。郡市総体までおよそ1ヶ月、目的意識をもった練習が望まれます。バレーボール部の皆さん、大変お疲れ様でした。
 
大曲仙北中学校陸上競技大会 開催される
 
 5月18日〜19日の2日間にわたり、本年度標記大会が晴天の下に開催されました。

 初日は、久しぶりの五月晴れ。熱いくらいの天候となりました。大仙市・仙北市・美郷町計20校から、各校で選出された生徒が一堂に本校グラウンドに集まりました。本校は、57名の選手団、33名の学級旗・ポスター制作係、そして80名の役員という陣容で、この大会に臨みました。

 初日は、各校のテントが張られ、本校の生徒をはじめ、選手団がフィールド内に、役員係も所定の場所に整列し、開会式に参加しました。

 開会宣言が黒田清志大会委員長(大曲南中学校長)から発せられ、その後、昨年度優勝校男子大曲中、女子千畑中から優勝カップが大会会長に返還されました。

 部会長である私は次のようにお話ししました。

「今年は、遅い春でしたが、やっと初夏の気候となりました。まずもって、この晴天の下で平成22年度大曲仙北中学校陸上競技大会が開催されることを皆さんと喜びたいと思います。

 ここに集まった選手の皆さんは、大仙・仙北・美郷の全中学生3609名の中から、各校で選ばれた方々です。自己ベストを目標に奮闘を期待します。各種目で1位になる人は一人しかおりません。しかしながら、その他の選手も、また大会を支える係の生徒にも、誰にも負けない一番があるはずです。私は小・中学生を通じて、走るといつも負けでした。しかし、応援をすることは誰にも負けませんでした。このような自分の中の一番を目指して今日明日努力して欲しいと思います。

 このグラウンドは清新の丘、ひまわりの里と呼ばれています。他の学校の生徒とお互いに友好を深めながら、皆さんの心のひまわりを咲かせてください。」

 開会式終了後、役員の先生と本校補助役員の生徒の顔合わせがあり、予定通り9時15分から一番目の種目女子四種の100MHが始まりました。用具係が手際よく並べたハードルの上を、選手たちがスタートのピストルの合図とともに越えて競技の始まりとなりました。
 本校の結果は次のとおりです。
 
◎平成22年度大曲仙北陸上競技大会結果

 男子13位(17点) 女子16位(7点)  総合15位(24点)
◇入 賞
○男子
 2・3年1500m 5位
     佐々木将吾(4分40秒3)(3年)
 低学年リレー4×100mR 5位(52秒7)
  伊藤智也(1走:1年)若松剛正(2走:2年)
  佐藤 駿(3走:1年)佐々木将(4走:2年)
 共通800m 6位
  小笠原凌(2分16秒5)(3年)
 共通リレー4×100mR 7位(50秒0)
  鈴木滉太(1走:3年)豊巻潤司(2走:3年)  俵谷優斗(3走:3年)渡部葵(4走:3年)
 走り高跳び 5位
  佐々木凌(1m50)(3年)
○女子
 1年1500m 7位 正木紗捺(5分37秒8)
 走り高跳び 5位 佐々木千紘(1m30:1年)
 走り幅跳び 8位 俵谷千優(3m89:3年)
 
 2・3年1500mは、予選に1組20名、2組19名が出場しました。佐々木将吾さんは1組の出場でした。決勝進出が各組6着まで、その次からタイムの良かった選手4名という厳しい枠です。決勝は16名で走り、見事入賞を果たしました。

 低学年リレーは20チーム中、予選2組で出場し、予選タイム53秒の2組2位の成績でした。決勝では、0.3秒を縮めたことになります。

 共通800mの小笠原凌さんは、予選、準決勝、決勝と3回も走りました。本当によく頑張ったと思います。

 共通リレー4×100mRは、予選2組5位の成績でしたが、予選で、2つの中学校が失格し繰り上げ決勝進出となりました。予選と走者順位を変えて見事入賞しました。

 走り高跳びの佐々木凌さんは、校内の練習では1m45と言っていましたが、本番では5cm伸ばしました。1m50の同記録が3人いましたが、早い試技で決めたのでその3人の中では一番良かったです。

 1年1500mの正木紗捺さんは、予選も決勝もスタート直後最後尾からの追い上げでした。

 走り高跳びの佐々木千紘さんは、第一日目の3つしかない決勝種目で入賞し、本校に初得点をもたらしてくれました。この競技は、3年生までの共通競技ですから、1年生でよく奮闘したと思います。

 走り幅跳びの俵谷千優さんは、予選の通過標準記録3m70をクリアーすることができませんでしたが、予選35名の中でクリアーした選手が11名しかおらず、12番目の成績で決勝に進みました。1本目、2本目と記録が伸びませんでしたが、3本目に3m89を記録し、本人の言葉によると「練習よりも30cm以上伸びました。」とありました。予選で12位だったのが、決勝で8位入賞を果たすことができました。

 陸上競技大会の成績は、全ての種目に1位8点、2位7点、3位6点、4位5点、5位4点、6位3点、7位2点、8位1点が与えられます。男子の種目が16種目、女子の種目が14種目の計30種目あります。1位の8点から8位の1点までを合計すると、36点になり、それに30種目をかけると、1080点になります。これを20校で分けると1080÷20=54点となります。

 今回男女総合で1位大曲中が150点、2位千畑中が147点、3位仙南中が111.5点獲得しました。上位校の得点があまりにも大きいので、平均の54点に満たなかった学校は11校に及びます。

 一人の選手が出場できる種目数は2つです。2つとはいえ、各校から選ばれた生徒の中で、各種目上位8位に入ることは、いかに大変なことであるか大会を見るととてもよくわかります。1点をとることの重み、これはとても困難ですが、価値ある事であることを知って欲しいと思います。

 1・2年生は、先輩たちが築いた成績を少しでも伸ばすことができるよう、自分の記録と大会記録結果を見ながら、目標をもって「より速く、より高く、より遠く」を目指し、毎日のトレーニングに励んで欲しいと思います。

 最後に、今回は、平和中学校が全校応援ということで、第一日目すばらしい応援を披露してくれました。それに刺激されたかのように、各校の応援、そして二日目の本校の応援も熱を帯びてきて大変すばらしかったと思います。

 最後に松田篤中学校体育連盟会長(角館中校長)が、「まずもって、大会が成功裏に終わったこと、そして、役員の先生方と補助役員の西仙北東中学校生徒の皆さんの力でできたことに感謝したいと思います。」と閉会式でご挨拶されました。きっと本校の生徒をはじめ、どの中学校の生徒の心にも大きなひまわりが開花したのではないかと思いました。

 選手団、学級旗・ポスター制作班、そして補助役員班合計170名一人一人の「自分の一番」が見つかりそれが発揮されたことをうれしく思った2日間でした。