大仙市立西仙北東中学校
 学校通信
   2010.10.8 No.23

              
   
光陰矢のごとし 本日終業式
  
 170名でスタートした平成22年度前期が本日で終了します。4月6日にピチピチの光り輝く1年生50名を迎えた入学式から,はや6か月が過ぎました。
 1年生は,わずか6ヶ月の間に小学生気分は抜け,新しい世界の1年生として毎日生活してきました。秋田市での宿泊体験でよりいっそう集団としてのまとまり,自分たちの力を蓄えました。
 2年生は,3年生の伝統を引き継ぎ,新人戦では,自分たちの力の限りを発揮しました。夏季休業中に行われたキャリアスタートウィークで,自分たちの考えや「働くこと」に対する意識が激変しました。その力が,夏季休業後の生活に如実に表れ,以前よりも増して,積極的な生活がみられました。
 3年生は,最大行事である郡市総体で力の限り,自分たちの力を発揮し,県総体に駒を進めた部,さらに東北大会にまで進んだ部もありました。特に,バドミントン部の県大会優勝12連覇は,どこの部にもまねできない金字塔を打ち立てました。また,駅伝部の田沢湖一週駅伝大会で5位入賞,県大会初出場,吹奏楽部のこども音楽コンクール東北大会初出場など,本校の部活動の歴史を大きく変える快挙がありました。
 学校行事においても,一人一人の生徒の力が見事に結集された「清新祭」,その後の校内マラソン・駅伝大会,なべっこなど生徒たちの原風景つくりが毎日のように行われました。
 本校で毎日行われている朝の10分間読書,小学生の頃から身に付いた読書習慣がそのまま中学生になっても引き継がれ,8時20分になると一斉に読書が行われています。この読書も生徒の心を耕す一つとなっています。秋季休業は,明日から5日間という短い休みですが,読みたい一冊とともに,前期を振り返ってみることも大切なことです。
 
 
燃えた清新祭
 
 短い準備期間の中にも今年度の「清新祭」が,10月3日に地域の方々に公開され行われました。
 当日朝8時半,清新祭開場1時間前に一人のおばあちゃんが,職員玄関に来てくれました。校長室で休んでいただき,しばらく雑談をしました。
 そのおばあちゃんは,お歳を聞いたところ「90歳です」と話されました。
 「この学校に前いた事務官,その人の親戚です。私が一人暮らしなので,東中学校で『おじゃましマンモス』が始まったときから,私の家へ,子どもたちが来てくれました。決められた時間は1時間とかちょっとなんだけれど,あっという間に過ぎてしまいますね。それで,子どもたちの方で,『もう少しいていいですか』なんて話になるんですよ。子どもたち,かわいいですね」 お話は尽きることがありませんでした。お歳を聞いた後に,体育館までの階段と長い廊下をどうするのか,と考え,そうだ車いすがあった,と階段の上がり口に車いすを準備しました。おばあちゃんにその話をすると「車いす?そんなものには乗らん。自分の足で歩きます」といわれ,養護教諭の先生と一緒に体育館まで,しっかり歩いて行かれました。
 清新祭は学年合唱から始まりました。予行のときも感じたのですが,1年生よりも2年生,2年生よりも3年生の合唱が,厚みがあり,観客に訴える力が強かったです。その後,二人の英語暗唱・弁論。会場には日本語訳も配布され,見比べながらの鑑賞となりました。続く理科研究発表は,3年生最後のステージ。4人の部員がチームワークよろしく,わかりやすい発表でした。
 3年生の選択教科学習発表「ダンス」よさこいでは,女子の創作ダンスに続く男子のダンスで,ステージから前に立っている男子の頭越しにジャンプした際に,観客から驚きの声があがりました。そして,最後のよさこい,法被(はっぴ)を舞い,鳴子を上手に打ち鳴らす姿に,会場から大きな拍手が出ました。
 今回,初めて登場した地域活動の「刈和野大綱太鼓」。11人の有志が大太鼓,中太鼓,小太鼓,鉦(かね),銅鑼(どら)を縦横無尽にたたく姿は,迫力満点の演技でした。来年も是非,続けていきたいと思っています。
 午前中,最後の吹奏楽部による音楽紙芝居「ライオンキング」。当日は,見ることができませんでしたが,予行では,プロジェクターで投影し,紙芝居風に音楽がつき,劇団四季のミュージカルを想起させるできでした。
 この間,私はチャリティーバザーの金庫番に出向きました。11時30分開場にあわせた小学生が,今か今かと英語学習室前に列をなしておりました。開場と同時にたくさんの方々がなだれ込み,あっという間に品物が売れていきました。バザーに出品していただいた皆様ありがとうございました。
 午後の私の挨拶の前に,ソロフェスタイン大曲で優秀賞を受賞した進藤悠里さんのマリンバ「クルミ割り人形」が演奏されました。両手にマレット(ばち)を2本ずつ持って,4つの和音を打ちながら演奏する技術はすばらしかったです。
 私の挨拶は次のようです。
 「生徒たちは将来の人生を豊かにするために貴重な原風景つくりをしています。そこで自分の原風景の一端を紹介します。自分が小学校4年生のときに,岩手県湯田に湯治に行ったときに,朝から毎日聞こえていた北島三郎の『函館の女』。今日は,この曲をリコーダーで演奏してみます」と言って,リコーダーで演奏しました。たくさんの手拍子ありがとうございました。
 午後の部は吹奏楽部の「なつかしのTV番組テーマ曲」。古い日本の歌からアメリカのオールディズまで,伊藤優菜さんと大友瑠さんの軽妙な語りとともに,会場は大満足でした。アンコールの前に部長の加藤渚さんが,今までの報告と東北大会のこと,そして11月7日の第2回定期演奏会のお願いをしました。
 3年生劇「真夏のサンタクロース」は,予行よりも音響関係のできがすばらしく,演者の声も会場に通っていました。女学生役の本間隼人さんと山本将兵さんが,とてもよい味を出していました。
 いよいよ全校生徒による「大いなる秋田」。昨日,担当の藤澤先生に録音したCDを聞いたところ,ソプラノ,アルトが実にきれいに歌われていました。また,テノール,バスにおいても,中心生徒から同心円状に歌の輪が広がり,一つの音として聞こえました。終了後の温かい大拍手,そしてアンコールに応えて,生徒会長渡部葵さん指揮で第3楽章「県民歌」を歌いました。
 展示部門の美術作品,習字,ローリー先生の自己紹介コーナー等かなり充実したものでした。食堂,屋台も天気に恵まれ,満員御礼でした。ご来校いただいた皆様,本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。 
 
HIGASHI駅伝・マラソン大会
 
 10月7日行われた標記大会の結果は次のとおりです。区間はすべて1.1kmです。
○ マラソン団体 優勝 2A
         2位 2B
         3位 1B
○ マラソン上位個人成績
 男子 1位 3A嵯峨 達 4分24
    2位 2A鈴木純平 4分30
    3位 2B進藤圭介 4分36
    4位 2B佐藤伸治 4分37
5位 2B伊藤仁一 4分37
6位 2B小松優太 4分39
 女子 1位 1B太田夏花 5分25
2位 1B小木田佳織5分26
    3位 3B菅原恵利香5分30
    4位 3B大友 瑠 5分34
5位 2B佐々木愛美5分40
6位 2B伊藤 泉 5分42
 
○ 駅伝 優勝 2B 57分12
     2位 2A 57分59
     3位 3A 59分02
○ 駅伝区間賞 1区 小木田雅也
2区 大信田史華 3区 熊谷勇地
4区 菅原美玖 5区 小木田顕駿
6区 長谷川若奈 7区 小笠原凌
8区 佐藤舞果 9区 渡部葵
10区 豊巻栞 11区 鈴木大喜
12区 伊藤千尋 13区 佐々木将吾※ 男子最高タイム 3分25 
  3A小笠原凌,3A佐々木将吾
  ※ 女子最高タイム 4分23
    2B大信田史華