和 敬 琢 磨 秋田県大仙市立協和中学校 校長室

平成24年2月15日(水)

No.37

       「その道の達人による講演会」が行われました 

 13日,戦場カメラマンの渡部陽一氏による講演会が本校体育館で行われました。渡部先生は「世界の子どもの声を聴こう!」と題し,私達に世界中で出会った戦場で生きる子どもたちの声を写真映像も交えながらお話してくださいました。渡部先生は20歳の時,アフリカに行き,戦争や紛争の犠牲になり泣いている子どもたちを見て,この子どもたちの声を写真で世界に届けようと思い戦場カメラマンになる決意をしたそうです。それ以来イラク,アフガニスタン,パレスチナ,スーダンなど世界各地の戦争で泣いている子どもたちの声を写真で撮り,テレビ局や新聞社,雑誌社などに持って行きましたが,写真は使ってもらえなかったそうです。それでもあきらめずに横浜の港でバナナを積む仕事をがんばり生活資金と活動資金を貯めていたそうです。30歳を過ぎたときに初めて,ある雑誌社でアフリカのソマリアで泣いている子どもたちの写真を使ってもらったそうです。渡部先生は戦争の原因として民族紛争や宗教,領土・国境の問題,環境の他,石油などがあることや戦争を止めさせるには相手の国や人のことを知ることが大切であることなどについてお話しされました。そして戦争の犠牲者はいつも子どもたちであることを強調されました。貴重な写真映像を交えながら,戦争で傷ついた子どもたちや泣いている子どもたち,ぼろぼろの机やいすでも明るく一生懸命に勉強している子どもたち,1日1回でもご飯を食べるために,生き延びるために働いている子どもたちの様子を全身で熱く語っていただきました。質問コーナーでは小学生,中学生の質問が次々に出され,渡部先生は一つ一つの質問に大変ていねいに分かりやすく答えていただきました。意欲的に挙手し,威風堂々と質問に立つ子どもたちも大変立派でした。最後に,こうして普通の生活ができることに感謝したい,日本に生まれてよかった,もっと世界に目を向けていかなければならないなどの感想も出されました。渡部先生はテレビでおなじみのゆっくりとした口調で,さらに身振り手振りそしてステージいっぱいを使い動きながら全身を使って,戦場で生きる子どもたちの様子を私達に伝えていただきました。参加した中学生,協和小の4・5・6年生そして100名にも及ぶ保護者・地域の方々にとって大満足の講演会でありました。渡部先生,心に残るすばらしいご講演,本当にありがとうございました。
        
         

           NAKAZAWAカップ2012 大曲西中学校招待女子バスケットボール大会
                      本校チーム第三位おめでとう!

 11〜12日に大曲西中体育館で行われた標記の大会において,本校チームは日頃の練習の成果を遺憾なく
発揮し,見事第三位を獲得いたしました。また鈴木さんが次々にすばらしいシュートを決めるなど大活躍をし,
優秀選手賞を受賞されました。おめでとうございました。
                    
                    今期初のスキー授業行われる

 
昨日,1年A組のスキー授業が行われました。小雪がちらついていましたがまずまずのコンディションの中,子どもたちは元気いっぱいにスキーやスノーボードを楽しむことができました。協和の子どもたちのスキーレベルは高く,どの生徒も大変上手にスキーを乗りこなしておりました。1年B組はあさって17日にスキー授業が行われる予定です。