教育目標は、北神の子の実態をふまえ、その良さを伸ばすことができるものであるとともに、学校の営みや教育主張を簡潔に表し、しかも児童にとって覚えやすくわかりやすい文言で表記するべきだと考えた。
本校の児童は、どの子も素直で真面目であり、日々の学習に意欲的に取り組んでいる。また、体育の時間をはじめ、休み時間にも戸外や体育館で元気に遊んでいるいる姿が見られ、運動好きで活発である。さらに、登校班の姿等からは学年を超えた好ましい人間関係も感じられる。
こうした良さの一方で、積極性が少々不足気味であることや、対応力や表現力(時・場・相手に応じた話し方や振る舞い)が十分に身についていないことが指摘されている。
これらの実態をふまえるとともに、大仙市の目指す「より一層 知と心と体のバランスのとれた子どもを育む学校」も意識しながら、教育目標「輝く瞳 咲く笑顔」を設定した。
また、閉校の年度にあたり、子どもたちの確かな力を育む教育活動を展開する中で、北神小学校での楽しい思い出が、しっかりと心にきざまれる一年にしていきたい。
「輝 く 瞳 」…意欲の高まりや、分かる・できるようになった喜びの表れ
校歌2番に歌われている「輝く瞳の子どもたち」のフレーズを生かし、学習や生活の向上に対する「意欲」と「好奇心」を喚起し、内発的動機付けとなる「有能感」「自己決定感」「成就感」「交流感」を保証してやりたい。
「咲く笑顔」…思いやりや親切などの豊かな心と、健やかな体の現れ
笑顔は、自分だけでなく相手の心まで元気にする力があり、仲間関係を円滑にするために最も大切な要素である。
また、笑いは人の薬とも言われ、心と体の免疫力を高め豊かな心と健やかな体の源でもある。
豊かな心と健やかな体を育むために、子どもの特権ともいえる笑顔を守るのは、私たち教師・学校の責任である。